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ありがとう

--お題サイト:afaikさまより--


■あ 諦めは悪い方だけど

自分はそれほど察しがいい人間ではないと了平は知っている。
それは過去友人たちからも幾度も苦笑混じりに忠告され、家族からも仕方ないと笑われながら告げられた。
しかもただ察しが悪いだけでなく、間も悪い人種らしい。
自分では全く悪気はないが、空気が読めないとよく言われる。
自分が行動すると何故か曖昧な笑顔で遮られることは多いが、それも全く気にしない。
座右の銘は、なせばなるだろうか。

「つまり、なるようにしかならんということだな!」
「それ、もう意味違ってますよ!?」

もぐもぐと綱吉の前に置いてあるチーズケーキを咀嚼しつつ告げると、情けなく眉を下げた相手は見覚えのある笑顔を浮かべる。
出会った頃に比べると随分と金色に近くなった薄茶色の髪を揺らし、彼はココアを一口飲んだ。
ちなみに了平が飲むのはブラックコーヒー。甘いものは好きだが彼ほど極甘に染まれない。

ちなみに現在了平が寛いでいるこの部屋は、綱吉の執務室だ。
つまり、ドン・ボンゴレの仕事部屋。
何故そこで寛いでいるかというと、そこにケーキが置いてあり、部屋の主が今まさに休憩を取ろうとしていたからだ。
普段は使われない応対用のソファ(主に守護者やアルコバレーノ専用)に悠々と腰掛けてじっと見詰めていたら、苦笑した彼が執務机から移動してきてくれた。

「俺、笹川さんを時々本当に尊敬します」
「何だ、時々なのか?」
「突っ込みどころはそこなんですね」

仕方ない、とばかりに淡い苦笑を浮かべる彼は、昔の面影を濃く残している。
思わず手を伸ばして頭を撫でる。
柔らかな髪は触れると少しくすぐったく、もっともっと撫でていたくなるくらい心地よい。
困ったように眉を下げながらも拒絶されないのをいい事に、好きなだけ撫で回すと子供じゃないですから、と控えめに遮られた。

「やっぱり、笹川さんは大物ですよねぇ」
「ははは!極限誉め言葉として受け取っておこう!」
「───あの、その口元についてるチーズケーキ、きちんと綺麗にしないと獄寺君に暗殺されますよ」
「大丈夫だ。極限迎え撃つ!」
「・・・・・・屋敷が破壊されたらその分は給料から天引きですから」
「はははは!幹部なのに何故俺だけ貧乏なのだろうな?」
「理由はあなた自身が良く知っているでしょう?」

屋敷に住んでいるから最低限の衣食住を保障されるだけありがたいと思ってください。

呆れたように訴える彼は、上司であり父であり弟である。
この居心地がいい場所は、了平が粘り強さで獲得した地位だった。


■り リタルダンドがいい

別に自分の所業を正当化する気はない。

敵対する相手を見ながら、了平は体に入っている無駄な力を抜く。
今回の仕事は交渉決裂した同業者の殲滅。それは綱吉からの勅命であり、了平の意思でもあった。
手に巻いたテーピング。この程度の的に匣の開口は必要なく、部下の育成と、もう一つの意味も込めて肉体戦術を選択した。
了平の部下は他の幹部の部下に比べると格闘術に優れるものが多く、またそれに由来した力を扱うものが多い。
雨の守護者と並びヴァリアーの同じ銘を頂く守護者と仲が良い彼は、合同演習も含め実戦形式で体を鍛えている。
自然と集まるのは頭脳労働より肉体労働が得意な体育会系ばかりになり、横の繋がりが深いのも雨の守護者の纏める部隊と似ているだろう。

「さて、俺たちが何故この場にいるか。理解してくれているのだろうか」
「───黙れ、ボンゴレの飼い犬が!幹部の中でももっともドン・ボンゴレと繋がりが薄いと言われる晴の守護者が何をしにきた!」
「ふむ。俺はそんな風に噂されているのか。極限に知らなかったな」

今回の敵の頭目が吼え、自身の部下が怒りでざわめくのを片手で制すると口の端を持ち上げた。
彼らを従え先頭に立つ了平と違い、キャンキャン吼える敵は守られるのを当然とするタイプらしい。
未だに口煩く吼えている彼を眺めながら、綱吉もああなら楽なのにと苦笑する。
自分たちのボスは必要と判断したら躊躇なく弾除けすら退けるので、あのタイプのボスなら自分から勝手に隠れるだろうから楽だろうと想像する。
まあ万が一綱吉があんなタイプであれば、きっと自分たちがここまで尽くすこともなかったのだろうけれど。
顔を真っ赤にして何事かを訴えていた男が口を閉じるのを見計らうと、組んでいた腕を解いた。

「それで終わりか?」
「?」
「最後の言葉をそんなものにするとは、極限変わり者だな」
「なっ!?」
「まあ、いい。俺の名は笹川了平。ドン・ボンゴレの晴の守護者で明るく大空を照らす日輪の銘を頂くものだ」
「・・・っ」
「俺の主からの命により、己が仕事を全うさせてもらう。───尾を踏まれた犬の怒り、身を持って理解するのだな」

了平が構えれば同様に背後の部下も構える。
息を呑み体を強張らせた男は、確かに了平の敵だった。

彼の部下を卑怯な手で落としいれ、そして無残にも殺した相手。
部下は彼にとって兄弟も同じ。
そしてボンゴレという家族の一員を殺された父である綱吉の怒りは、直属の部下を殺された了平へと委ねられた。

「弔い合戦を許される部隊は俺のところくらいだ。確かに、極限愚かなのかもしれぬな」

昔は戦いの前は高揚感で脈が速くなった。
だが現在は務めて冷静でいようとする意識から、段々と脈が落ち着いていく。
一つ呼気を吐き出すと、半身になり顎の下に拳を構えた。


■が 願を掛けた日

「───君、本当に鬱陶しいんだけど」

校舎に背を凭れ掛けぼんやりと空を見上げていたら、いつの間に傍に来ていたのか見覚えのある学欄姿の級友が柳眉を潜めてこちらを見ていた。
高校生になっても相変わらず中学と変わらない制服を着ている彼も不思議だと思うが、やはり変わらず年齢不詳で学校を取り仕切っているのも不思議に思う。
涼やかな眼差しをした彼は、やはり変わらず学校の頂点に立ち風紀委員長として校内を仕切っている。
気がつけば腐れ縁になった彼に僅かに笑いかけると益々渋い顔をされ、嫌そうに距離を置かれた。
肩の上にのるヒバードが『ヒバリー、ヒバリ』と鳴き声をあげる。
無邪気に独占するその場所が、どれほど特異なものか彼は気づいていないだろう。

「何だ雲雀。サボりか?」
「僕が?馬鹿にしないでくれる。校内の見回りだよ。君こそ何をしているの?もしかしてこの僕が居る学校でサボりとか言わないよね」
「ははは!極限に休憩中だ」

笑顔で告げれば何故か周りの温度が下がった気がした。
だが雲雀から向けられる絶対零度の視線も、怒りを滲ませた気配も慣れているので気にしない。
それに一応サボっているわけではない。
体の申し訳程度に置いてあった絵の具とパレット、そして画用紙を見せる。

「美術の授業中だ。今回は好きなものを描かなくてはいけないらしい」
「───何それ」
「空だ。どこまでも晴れ渡る青空」
「青しか使ってないじゃない」
「雲ひとつ無い晴れた空だからな」

むっと僅かに苛立ちを含んだ眼差しに了平は笑う。
彼を正面から見る人間が少ない所為か雲雀は感情の起伏がほぼないと思われがちだがそれは違う。
むしろ我侭な子供のように、独占欲が強く喜怒哀楽がはっきりとしていた。
だからこそ、雲ひとつ無い晴れ渡る青空の絵を見てとても苛立つ。

「ずっと空が晴れているといい」

雨に涙することなく、嵐で感情があれることもなく、雲で気持ちを隠すのでなく、霧で想いを惑わすでもなく、雷で怒りを露にするでもなく、晴れ渡る青空であればいい。
何に翳るでもなくこの場に居ない『彼』が笑ってくれれば良いと、了平はそう思うのだ。
それを悟るからこそ不機嫌な雲雀の様子に、やっぱり了平は笑った。


■と 溶けてゆくのは

「山本も大概不器用ですけど、笹川さんもそうですよね」

淡く苦笑した綱吉の手が頭に触れ、了平は唇を噛み締めた。
彼の勅命に従い命令をこなしたばかりでスーツは僅かに汚れている。
だが傷は一つもなく、自身の部隊から死者は出さなかった。
小規模とは言え、一つのマフィアを殲滅したにしては手際が良かったと思う。
だが報告に訪れた先で待っていた彼が浮かべたのは、眉を下げ情けなくも見える顔で微笑した綱吉だった。
席を立ち上がった彼に招かれるままに近づけば、ぐいと遠慮ない力で頭を押さえ込まれ肩口に顔を埋める形になる。
ふわりと薫るのは百合のような上品なフレグランスで、くどくない香りに胸が落ち着いた。
甘味を好む彼だからこそバニラや蜂蜜の香がしそうなのに、休みの日以外で彼がそれを纏うことは無い。
公私を使い分けるためとつけているフレグランスは妹とその親友が連名で贈ったもので、無くなるたびに彼女達が新たに香を作っているのを了平は知っていた。
そこに女の独占欲が入っているのを、きっと彼は知らないだろう。
否、もしかしたら理解していてその香を纏っているのかもしれない。
ドン・ボンゴレである彼は男女共に誘惑が多く、それを躱す術も見事なものだった。

つらつらととりとめもないことを考えていると、背中をぽんぽんと叩かれる。
小さな子供をあやすような仕草に、段々と体の力が抜け、戦闘時とは違った意味でリラックス状態へと変わっていった。

「───すみません、笹川さん」
「何がだ」
「貴方に酷な仕事を押し付けました」

了平の直属の部下、側近の一人だった男が殺されたのはつい一週間前だった。
彼は了平が幹部として立った当初からの仲間であり、年上の落ち着いた先輩でもあった。
頼りになり信用できる相手で、先走りがちな了平を諌めてくれる、そんな落ち着いた大人だった。

この世界に足を踏み入れているのだ。
了平は馬鹿だが現実を理解しないわけじゃない。
いつ死んでもおかしくないのは知っているし、その覚悟も出来ている。
昨日笑っていた仲間が翌朝冷たくなっているのも幾度も経験してきたし、自分がいつそうなってもおかしくないのも判っている。
だが、それでも慣れないものだ。
そして慣れたくも無かった。

綱吉が謝っているのは、きっと因縁のある相手に了平をぶつけたことだろう。
感情のままに動くのではなく、それを制御し抑圧しろと言外に命じた綱吉を、けれど了平は怨んでいない。
自制を覚えなくてはいけないと判断される程度に了平は甘いのだと、彼に言われるでもなく知っているから。
殺したいほど憎い敵。それでも誰一人殺さなかった。
これからあの男のファミリーは解体され、社会的身分も含め富も権力も名声も全てを消されるが、本当は自分の手で片をつけたかった。
そんな了平を知ってるからこそ、綱吉は謝っている。
そして。

「ちゃんと、泣いて下さい。貴方も山本も受け皿が一杯になっても自分では捨てることが出来ないんですから、俺が壊してあげます」
「っ・・・ふ、ぅ」

了平の感情を無理やり崩すことに対し、謝っているのだろう。
頭を預けている肩口に目を押し付ける。
じわじわと染みになっているだろうその場所は、了平の感情の発露の表れ。
晴の守護者であろうとも、負の想いがないわけではない。
両足で立つために、全てを流さなくてはいけない。

「ねぇ、お兄さん。もし、俺に何かあったら」

私用の時と同じ口調で放し始めた彼の言葉に、涙を流しながら了平はしかと頷いた。


■う うんとたくさんの

『貴方は山本と似ている』

いつか言われた言葉を不意に思い出し、了平は足を止めた。
庭に面する廊下から眺める庭園は、在りし日に改装されたオリジナリティ溢れる一品だ。
了平もそれに一役買っており、彼も彼の部下と共に片隅に設置した了平お勧めの地域でトレーニングに励むこともある。
この庭園が面変わりしてから何年も経っていないはずなのに、それでも懐かしさを感じてしまい、それがとても寂しかった。

あの庭園を造った頃とは今は何もかもが変わってしまっている。
ボンゴレ狩りと証する狂人達の手により、部下や仲間に死傷者が増えた。
急激に力をつけた勢力の目的は未だにわからず、それどころか被害が拡大するばかりだ。
嫌になる、とため息を落とす。
体力的にも精神的にも疲弊していたが、了平はまだマシな方だった。

綱吉が斃れたと、数日前知らせが入った。
それから獄寺は生きているか死んでいるかわからない状態で仕事をしているし、雲雀と骸は姿を消し、ランボは綱吉の残された命令によりボヴィーノに下がった。
そして最後の一人、何でも笑顔で器用にこなす山本の下へと了平は向かっている最中だった。
彼は報告を聞いたはずだがそれを受け入れず、未だに自分の部屋から出ようとしない。
幾人か彼の部下が綱吉の訃報を報告に上がったが、昨日ついに瀕死の重傷を負うものが現れた。
彼は綱吉が居ないという事実を受け入れきれないのだろう。
いつでも笑って飄々としているが、山本は表と裏を使い分けるのがとても上手い男だ。
了平は馬鹿だが天性の勘でそれを理解していた。
そして彼の親友と自他共に認めていた綱吉は、もっと深くそれを知っていた。
ただ惜しむべくは綱吉が考えるよりもずっと、山本が綱吉に抱く感情は深くてどろどろとした依存度の高いものだったというところだろうか。
山本が綱吉に向ける感情は安易に親友に向けるものと一括りに出来ない。
獄寺ほど判りやすいものではないが、彼と大差ない想いだ。
そして表に出さないだけ、果てしなく厄介でもあった。
止めなければ今日こそ人死にが出るかもしれない。
他の幹部と同じく山本も自分の部下に絶対の信頼を得ているので彼へと報告するものは後を絶たない。
現実を見てもらおうと必死になる部下の気持ちも判らぬ出はないが、彼らでは山本を止めるのは荷が重過ぎるだろう。

「───大丈夫だ、沢田。約束は守る」

もしかしたら、綱吉はいつかこんな日が来るのを予想していたのかもしれない。
あの日、涙を流す了平に向かい、彼は告げた。

『ねぇ、お兄さん。もし、俺に何かあったら・・・山本のこと、頼みます。本気で落ちている時の山本相手なら、獄寺君じゃ殺し合いになる。雲雀さんや骸でも同じですし、クロームでも加減はしないでしょう。ランボなら一方的に刻まれて終わりです。スクアーロの言葉なら聞くかもしれないけれど、彼はヴァリアーの一員でXANXUSの部下だから頼めない。だからお兄さんにお願いします。貴方と山本はよく似てる。直情的に見えて、貴方は傍観者の眼もきちんと持っている。そしてきっと、俺の守護者の中で一番器が大きい。だから貴方にお願いします』

「『俺に何かあったら、山本をお願いします』か」

止めていた足を動かし、目的地へと距離を縮める。
頼まれごとを守るつもりだった。
普段の綱吉がおいそれと誰かを頼ることがないと知っていたから、彼の願いを叶える機会は失くしたくなかった。
けど、それでも。

『俺が居なくなっても貴方には京子ちゃんが居る』
「・・・確かにそうだがな、沢田。お前と京子は違うというのも理解して欲しかった」

今は居ない彼に対し、少しくらい文句を言っても構わないだろう。
苦笑して雲ひとつない青空を見上げれば、眉を下げて笑う彼が見えた気がした。


■ありがとう

ひょこひょこと揺れる薄茶色の髪を見て、それと知られぬように了平は瞳を和ませた。
銀色の髪の目つきの悪い端整な顔の少年と、短い黒髪に精悍な顔つきの少年に挟まれた彼の姿を見るのは、どれ位ぶりだろうか。
笑いながら邪気のない様子で綱吉の肩に手を回す山本に向かい、彼に対してだけ忠犬の獄寺が牙をむき出しに吠え掛かる。
苛立ち、嫉妬、羨み、それらの複雑な感情を隠さぬ様子は獄寺らしいが、今の獄寺はもう少し上手く押さえ込めると考え、彼も一応成長していたのかと笑った。
仲睦まじい姿は見ているだけで飽きず、その騒がしさこそ好ましかった。
何しろ笹川の傍に居る獄寺は比喩でなく生きた屍になっていたし、山本は冷血無情の殺人マシーンと化していた。
ただ一人が消えただけで暖かな間の抜けた空気は払拭され、纏まりなく殺伐としたものしか残らない。
自分で思ったよりもずっとそれは重く、苦しいものだったらしい。
了平には仲間も友人も妹も居たが、大空と定めた相手は一人きりだったから。
だから、睨まれるのを覚悟し間に挟まれている彼の腕を加減し引っ張る。
今の彼なら踏ん張れる力具合だが、まだ体も完成できていない子供はあっさりと了平の腕の中に納まった。

「へ?えええええ!?」

ぱちぱちと琥珀色の瞳を瞬きさせ、状況を理解すると同時に叫んだ彼の髪に顔を埋める。
中学生が放つにしては物騒すぎる殺気が体に当たるが、それはさらりと受け流した。
少しくらい独占したって許されるはずだ。
彼が一番に考えるのはいつだって彼ら二人のことなのだから、たまには了平が独占したっていいだろう。
彼らにとってもそうだが、自分にとっても綱吉は大空なのだから。

睨みつけて来る視線は鋭いが、所詮は中学生レベルだ。
幾度も修羅場を潜った了平にその脅しは通用せず、今の自分は簡単に彼らを退ける力を持っている。
その理由は獄寺と山本と変わらない。
だから、たまには権利を主張してもいいだろう。
息を吸い込むと、いいたかった一言を万端の思い出口にする。

「生きててくれて、ありがとう。───諦めていないと信じてた」

前半は腕の中の子供に向け、後半は今は居ない彼に向け。
鼻の奥がつんとして目頭が熱くなるが気のせいだと想いを飲み込む。

いつだって晴れたままで居て欲しい大空は、今確かに腕の中にあった。
雲ひとつない青空を望む気持ちは変わらない。
自分から涙を引き出せる相手は、ちゃんと存在していて、切り札もきちんと用意されていた。

「早く帰って来い」


その為の努力は惜しまないと断言するから。
お前の為に明るく大空を照らす日輪でいさせてくれと、強く願った。

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