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マフラーを掴んだ瞬間に雰囲気の変わった少年に目を見張る。
先ほどまでディフェンスをしていたときはおっとりとしていたのに、今では目つきや態度、口調まで違う。
面白い。
緩やかに口角が上がる。
約束どおり染岡は正面からぶつかっているが、熱くなっている状態じゃきっと攻めきれない。
吹雪士郎は予想より遥かに優れた選手らしい。
柔軟な体の動きや、打たれたシュートの軌跡を完璧に読む動体視力。
ディフェンスとしての能力はぴか一だったが、さてオフェンスとしての才能はいかほどか。
一之瀬のショルダーチャージを超え、風丸と鬼道のスライディングタックルも強引に突破した。
その後鮮やかに土門のカットをかわし一直線にゴールへと向かう。
わくわくと鼓動が高鳴る。
体は万全ではないが、充実した気力がそれを補って有り余る。
たった一人で雷門イレブンをごぼう抜きした吹雪が、唇をなめてボールを構えた。
「吹き荒れろ」
挟み込んだボールを中心に回転をかけ、そこから彼の名に相応しく小さな吹雪が現れる。
一度こちらに背を向けた彼は、体を回して勢いをつけて宙に上がった。
「エターナルブリザード!!」
雪の結晶を撒き散らしながら勢いよく向かってくるボールをぎりぎりまで観察する。
風を巻き込み、十分にスピードを乗せたそれは、微かなカーブを描いて円堂に向かった。
真正面。
舐められているのか、それとも様子見のつもりなのか。
どちらにせよ面白い。
拳を脇にためて宙に翳す。
「ゴッドハンド!」
咄嗟に選択した技は、負担は少ないが彼のシュートを完璧に止めるには多少タイミングがずれたらしい。
ボールの軌跡は変えれたがキャッチには至らず、ゴッドハンドが端から凍りついて行く。
ゆるり、と口角が持ち上がる。
甲高い音を立てて破壊された技の咄嗟のカバーもせずに、横を流れるボールを見送った。
ちらり、と視線で瞳子を見れば、一つ頷いた彼女は制止の声を響かせた。
「そこまで!試合、終了よ!」
瞳を見開いた染岡が納得できないとボールを奪い相手ゴールへと責め行く。
瞳子から鋭い視線を向けられたが、そ知らぬ顔で口笛を吹いた。
染岡の足元へボールを戻したのは円堂だ。
鬱憤が溜まっていた染岡は真正面から吹雪に挑み、ボールを宙に上げた。
だが。
「染岡!」
単純な力比べに押し負けたのは、吹雪よりも背丈も体格もいい染岡で、吹っ飛ばされて地面へと彼は叩きつけられた。
受身も取れない状態に流石に心配になり駆け寄る。
地に伏した染岡に嗤いかけた吹雪は、挑発的に雷門の面々を睨んだ。
「この程度じゃ話にならねぇ!もっと楽しませろ!!」
彼の言い草にぴりぴりとした雰囲気を漂わせる仲間たちは、白恋中を格下とみなすのはやめたらしい。
否、白恋中をと言うより、吹雪士郎をと言った方が確実だろうか。
仲間の一人をやられて気を引き締めた仲間を横目に、円堂は吹雪を観察し続けた。
どうもおかしい。
ディフェンダーとして動いていたときと比べ、何もかもが違いすぎる。
基本的な性能はともかく、動き、口調、態度、雰囲気。そして何よりもあの好戦的な目の輝き。
どれをとってもまるで『別人』のようだ。
再び攻め入るのかと身構えた仲間を嘲笑うようにセンターからシュート体勢に入った吹雪は、超ロングシュートを打ってきた。
「井の中の蛙大海を知らず、か」
彼は確かにいいプレイヤーだが、まるで自分が最強と信じ込んでいるようだ。
きっと同年代の相手に負けたことがないのだろう。
負けを知らぬプレイヤーは本当の意味で強くなれない。
今度は様子見ではなく本気で取るつもりで迫りくるボールを睨み付ける。
しかし直接叩き込まれるかと思ったシュートは、間に入った二人に勢いを殺された。
「ザ・タワー!!」
「ザ・ウォール!!」
塔子と壁山の技の出現に目を見張る。
つい先日までならこのタイミングで技を出せたりしなかっただろう。
地道な特訓は実を結び、彼らに確かな実力を与えている。
吹雪のシュートの前に二人の力は及ばないが、大した成長だと円堂は小さく微笑んだ。
おかげさまで吹雪士郎のシュートと、その特徴を十分に観察させてもらえた。
砕けたタワーと土壁を確認し、そこから技の体勢に移行する。
完全に間に合うタイミング。実践により目と体を強制的に慣らしたお陰で、完璧に止められるはずだった。
「マジン───」
ずくり、と心臓が脈動し息が詰まる。
全身が凍りつき、どっと冷や汗が流れた。
嫌な感覚に心臓に集まりかけていた気が僅かに弱まり、技が発動する前に霧散しそうになる。
飛び散りそうな気を無理やりにかき集め、痛みを堪えて開放した。
「ザ・ハンド!!」
黄金色の魔人が円堂の呼び声に応えて出現する。
しかし当然技にはいつもの切れはなく、吹雪のエターナルブリザードに掠めた瞬間魔人は掻き消えた。
それでも軌道をずらすのには成功したらしく、ボールはネットではなくポストの上に逸れて行く。
くっと息を飲み込み片膝をつくと、周囲に気取られないよう心臓を押さえた。
「守!」
「───大丈夫。あーあ、止めれると思ったんだけどな」
駆け寄ろうとした一之瀬を片手で制すると、ゆっくりと体を起こす。
一之瀬だけではなく周囲の視線は集中していて、ことさら余裕を見せるように微笑んだ。
心配そうにこちらを見ていた仲間たちの表情があからさまに緩み、少しだけ驚いたようにしている吹雪にウィンクする。
緩やかに呼吸を整えながら、未だに倒れ付す壁山と塔子に近づき二人の腕を掴んで起こした。
力を篭めた瞬間、一瞬だけ強く胸が痛み、ゆっくりと引いていく。
流した冷や汗をさり気無い仕草で拭い、二人の顔を覗きこんだ。
「二人とも大丈夫か?」
「はい、キャプテン」
「しっかし凄いな。ディフェンス二人がかりでもコースを外させるので精一杯」
「なーに言ってんの。あのシュートのコースを外させたお前らも十分凄いよ。少なくともこの間のエイリア学園戦のお前らなら無理だった。この短期間で大分成長してるぞ」
「え・・・?」
「そうっすか?」
「ああ、そうだ。それにどんな強力なシュートでもゴールに入らなきゃ意味はない。点にならないんだからな」
少しだけ落ち込み気味の二人の頭を撫でれば、褒められて嬉しかったのか目尻を染めて頷いた。
「姉さん、この方法使えませんか?どんな強力なシュートでもこの方法なら」
「ああ。少しばかり消極的だが、それでもいい手だと思う。もっとも、ディフェンスに負担が掛かりすぎるとこは要改良だけどな」
「ですが勝利への足掛けは見えました。───俺たちは、勝てます」
「ああ」
強い眼差しを向けた弟に、小さく微笑む。
そして視線を吹雪へと向けた。
悔しげに睨み付けていた少年は、マフラーに触れるとおっとりとした態度に変わる。
円堂が彼を見ているのに気づくと、小さく微笑んだ。
また雰囲気が一変している。いいや、一変したというより元に戻ったというべきか。
どうやら一癖ありそうな少年を眺め、ずれた眼鏡を指の腹を使い押し上げた。
今度こそ瞳子の終了の合図が響き試合は中断される。
悔しげに地面を蹴りつける染岡を横目に、円堂は吹雪へと近づいた。
「凄いぜ吹雪。あんなびりびり来るシュート久し振りだ」
「久し振り?君は前にも僕と同じくらいの威力のシュートを受けたことがあるの?」
きょとんと瞬きをして問う吹雪に笑顔を浮かべる。
彼よりも円堂の世界はもう少しだけ広い。
しかし『是』と答え過去を露出する気がない円堂は、ただ黙っていた。
そうすれば人は大体自分が知りたい方向へ勘違いするものだ。
「ああ、そうか。君はエイリア学園とやらとプレイしているんだっけ?なら凄いシュートも何発も受けてるんだろうね」
「そうだな」
否定でも肯定でもなく同意をすれば、勝手に納得してくれたらしい吹雪はまた笑顔を見せた。
端整な顔に浮かぶ無邪気な笑顔は、純粋に可愛い。
「でも僕のシュートに触れることが出来たのも君が始めてさ」
「ああ、やっぱりな」
「やっぱり?」
「いーや、こっちの台詞」
不思議そうに小首を傾げる吹雪の頭をくしゃくしゃと撫でてやる。
すると先日頭を拭いてやったときと同じように、『わぷっ』と変な声を上げた。
ぐらぐらと遠慮なく首を揺する勢いで頭を撫でつつ、『吹雪士郎』を観察する。
円堂の考察どおり、彼は『井の中の蛙』だ。
確かに今雷門に居る誰よりシュート力を持ちエースになる期待はあるが、反して危うい気配がする。
受け止められたことがないシュート。
それが止められたとき、彼は今と同じ戦力で居続けるのだろうか。
誘ってもいいものか。否、誘うべきなのか。
監督である瞳子の視線で窺えば、こくりと一つ頷いた。
監督からの合図にほんの一瞬だけ惑うように視線を彷徨わせ、それでも彼女の無言の指示に従った。
先ほどまでディフェンスをしていたときはおっとりとしていたのに、今では目つきや態度、口調まで違う。
面白い。
緩やかに口角が上がる。
約束どおり染岡は正面からぶつかっているが、熱くなっている状態じゃきっと攻めきれない。
吹雪士郎は予想より遥かに優れた選手らしい。
柔軟な体の動きや、打たれたシュートの軌跡を完璧に読む動体視力。
ディフェンスとしての能力はぴか一だったが、さてオフェンスとしての才能はいかほどか。
一之瀬のショルダーチャージを超え、風丸と鬼道のスライディングタックルも強引に突破した。
その後鮮やかに土門のカットをかわし一直線にゴールへと向かう。
わくわくと鼓動が高鳴る。
体は万全ではないが、充実した気力がそれを補って有り余る。
たった一人で雷門イレブンをごぼう抜きした吹雪が、唇をなめてボールを構えた。
「吹き荒れろ」
挟み込んだボールを中心に回転をかけ、そこから彼の名に相応しく小さな吹雪が現れる。
一度こちらに背を向けた彼は、体を回して勢いをつけて宙に上がった。
「エターナルブリザード!!」
雪の結晶を撒き散らしながら勢いよく向かってくるボールをぎりぎりまで観察する。
風を巻き込み、十分にスピードを乗せたそれは、微かなカーブを描いて円堂に向かった。
真正面。
舐められているのか、それとも様子見のつもりなのか。
どちらにせよ面白い。
拳を脇にためて宙に翳す。
「ゴッドハンド!」
咄嗟に選択した技は、負担は少ないが彼のシュートを完璧に止めるには多少タイミングがずれたらしい。
ボールの軌跡は変えれたがキャッチには至らず、ゴッドハンドが端から凍りついて行く。
ゆるり、と口角が持ち上がる。
甲高い音を立てて破壊された技の咄嗟のカバーもせずに、横を流れるボールを見送った。
ちらり、と視線で瞳子を見れば、一つ頷いた彼女は制止の声を響かせた。
「そこまで!試合、終了よ!」
瞳を見開いた染岡が納得できないとボールを奪い相手ゴールへと責め行く。
瞳子から鋭い視線を向けられたが、そ知らぬ顔で口笛を吹いた。
染岡の足元へボールを戻したのは円堂だ。
鬱憤が溜まっていた染岡は真正面から吹雪に挑み、ボールを宙に上げた。
だが。
「染岡!」
単純な力比べに押し負けたのは、吹雪よりも背丈も体格もいい染岡で、吹っ飛ばされて地面へと彼は叩きつけられた。
受身も取れない状態に流石に心配になり駆け寄る。
地に伏した染岡に嗤いかけた吹雪は、挑発的に雷門の面々を睨んだ。
「この程度じゃ話にならねぇ!もっと楽しませろ!!」
彼の言い草にぴりぴりとした雰囲気を漂わせる仲間たちは、白恋中を格下とみなすのはやめたらしい。
否、白恋中をと言うより、吹雪士郎をと言った方が確実だろうか。
仲間の一人をやられて気を引き締めた仲間を横目に、円堂は吹雪を観察し続けた。
どうもおかしい。
ディフェンダーとして動いていたときと比べ、何もかもが違いすぎる。
基本的な性能はともかく、動き、口調、態度、雰囲気。そして何よりもあの好戦的な目の輝き。
どれをとってもまるで『別人』のようだ。
再び攻め入るのかと身構えた仲間を嘲笑うようにセンターからシュート体勢に入った吹雪は、超ロングシュートを打ってきた。
「井の中の蛙大海を知らず、か」
彼は確かにいいプレイヤーだが、まるで自分が最強と信じ込んでいるようだ。
きっと同年代の相手に負けたことがないのだろう。
負けを知らぬプレイヤーは本当の意味で強くなれない。
今度は様子見ではなく本気で取るつもりで迫りくるボールを睨み付ける。
しかし直接叩き込まれるかと思ったシュートは、間に入った二人に勢いを殺された。
「ザ・タワー!!」
「ザ・ウォール!!」
塔子と壁山の技の出現に目を見張る。
つい先日までならこのタイミングで技を出せたりしなかっただろう。
地道な特訓は実を結び、彼らに確かな実力を与えている。
吹雪のシュートの前に二人の力は及ばないが、大した成長だと円堂は小さく微笑んだ。
おかげさまで吹雪士郎のシュートと、その特徴を十分に観察させてもらえた。
砕けたタワーと土壁を確認し、そこから技の体勢に移行する。
完全に間に合うタイミング。実践により目と体を強制的に慣らしたお陰で、完璧に止められるはずだった。
「マジン───」
ずくり、と心臓が脈動し息が詰まる。
全身が凍りつき、どっと冷や汗が流れた。
嫌な感覚に心臓に集まりかけていた気が僅かに弱まり、技が発動する前に霧散しそうになる。
飛び散りそうな気を無理やりにかき集め、痛みを堪えて開放した。
「ザ・ハンド!!」
黄金色の魔人が円堂の呼び声に応えて出現する。
しかし当然技にはいつもの切れはなく、吹雪のエターナルブリザードに掠めた瞬間魔人は掻き消えた。
それでも軌道をずらすのには成功したらしく、ボールはネットではなくポストの上に逸れて行く。
くっと息を飲み込み片膝をつくと、周囲に気取られないよう心臓を押さえた。
「守!」
「───大丈夫。あーあ、止めれると思ったんだけどな」
駆け寄ろうとした一之瀬を片手で制すると、ゆっくりと体を起こす。
一之瀬だけではなく周囲の視線は集中していて、ことさら余裕を見せるように微笑んだ。
心配そうにこちらを見ていた仲間たちの表情があからさまに緩み、少しだけ驚いたようにしている吹雪にウィンクする。
緩やかに呼吸を整えながら、未だに倒れ付す壁山と塔子に近づき二人の腕を掴んで起こした。
力を篭めた瞬間、一瞬だけ強く胸が痛み、ゆっくりと引いていく。
流した冷や汗をさり気無い仕草で拭い、二人の顔を覗きこんだ。
「二人とも大丈夫か?」
「はい、キャプテン」
「しっかし凄いな。ディフェンス二人がかりでもコースを外させるので精一杯」
「なーに言ってんの。あのシュートのコースを外させたお前らも十分凄いよ。少なくともこの間のエイリア学園戦のお前らなら無理だった。この短期間で大分成長してるぞ」
「え・・・?」
「そうっすか?」
「ああ、そうだ。それにどんな強力なシュートでもゴールに入らなきゃ意味はない。点にならないんだからな」
少しだけ落ち込み気味の二人の頭を撫でれば、褒められて嬉しかったのか目尻を染めて頷いた。
「姉さん、この方法使えませんか?どんな強力なシュートでもこの方法なら」
「ああ。少しばかり消極的だが、それでもいい手だと思う。もっとも、ディフェンスに負担が掛かりすぎるとこは要改良だけどな」
「ですが勝利への足掛けは見えました。───俺たちは、勝てます」
「ああ」
強い眼差しを向けた弟に、小さく微笑む。
そして視線を吹雪へと向けた。
悔しげに睨み付けていた少年は、マフラーに触れるとおっとりとした態度に変わる。
円堂が彼を見ているのに気づくと、小さく微笑んだ。
また雰囲気が一変している。いいや、一変したというより元に戻ったというべきか。
どうやら一癖ありそうな少年を眺め、ずれた眼鏡を指の腹を使い押し上げた。
今度こそ瞳子の終了の合図が響き試合は中断される。
悔しげに地面を蹴りつける染岡を横目に、円堂は吹雪へと近づいた。
「凄いぜ吹雪。あんなびりびり来るシュート久し振りだ」
「久し振り?君は前にも僕と同じくらいの威力のシュートを受けたことがあるの?」
きょとんと瞬きをして問う吹雪に笑顔を浮かべる。
彼よりも円堂の世界はもう少しだけ広い。
しかし『是』と答え過去を露出する気がない円堂は、ただ黙っていた。
そうすれば人は大体自分が知りたい方向へ勘違いするものだ。
「ああ、そうか。君はエイリア学園とやらとプレイしているんだっけ?なら凄いシュートも何発も受けてるんだろうね」
「そうだな」
否定でも肯定でもなく同意をすれば、勝手に納得してくれたらしい吹雪はまた笑顔を見せた。
端整な顔に浮かぶ無邪気な笑顔は、純粋に可愛い。
「でも僕のシュートに触れることが出来たのも君が始めてさ」
「ああ、やっぱりな」
「やっぱり?」
「いーや、こっちの台詞」
不思議そうに小首を傾げる吹雪の頭をくしゃくしゃと撫でてやる。
すると先日頭を拭いてやったときと同じように、『わぷっ』と変な声を上げた。
ぐらぐらと遠慮なく首を揺する勢いで頭を撫でつつ、『吹雪士郎』を観察する。
円堂の考察どおり、彼は『井の中の蛙』だ。
確かに今雷門に居る誰よりシュート力を持ちエースになる期待はあるが、反して危うい気配がする。
受け止められたことがないシュート。
それが止められたとき、彼は今と同じ戦力で居続けるのだろうか。
誘ってもいいものか。否、誘うべきなのか。
監督である瞳子の視線で窺えば、こくりと一つ頷いた。
監督からの合図にほんの一瞬だけ惑うように視線を彷徨わせ、それでも彼女の無言の指示に従った。
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