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うきぐもポケモン -ヌーヴォラ- :雲雀
タイプ:かくとう、エスパー
性格:きまぐれ
個性:まけずぎらい
とくせい:かたやぶり、すりぬけ
【説明】
しんかポケモンミナライからの進化系。曇りの日にするどいツメを持たせてレベルアップさせることで進化する。独特の思考回路を持ち、常に強さを求める。規律に厳しく上下関係を敷き、自身の縄張りでは独自の組織を成形する。作ったルールを守らない者は制裁対象になる。カリスマ性に優れ恐怖と同時に憧れの目でも見られる。束縛が嫌いなので滅多に人間に連れられているところを見ない。ヌーヴォラを捕らえたトレーナーは運がいいが、扱いは要注意。
綱吉は追い詰められていた。
目の前には楽しげに己の武器である爪を輝かせた雲雀に泣きたくなった。
助けてもらおうときょろきょろと視線を彷徨わせるが、高低差を利用するために平地の所々に土が盛られたフィールドには自分と彼しかいなく、唯一ある人影はトレーナーのリボーンのみ。
「チェー、リ」
白線の外で腕を組みながら意地の悪い笑みを浮かべるリボーンに、おずおずと声をかけてみたが、ふんと鼻で哂われた。
無駄に長い足を組みかえると、小馬鹿にしたように肩を竦める。
「言っておくが、雲雀が満足するまで戻す気はねえぞ」
「ヂェ!ヂェヂェヂェヂェリ!!」
「お前はどうにもやる気が感じられねぇからな。荒療治だ」
「ヂェー!!」
「雲雀は本気だぞ。満足させられなきゃ噛み殺される。雲雀、手加減はするなよ」
「ヌーヴ」
鋭い爪を光らせていた雲雀が、ゆるりと口角を上げた。
ぞくり、と背筋に嫌な寒気が走り泣きたい気持ちになる。
うきぐもポケモンの雲雀は、戦闘では綱吉と相性が悪い。
属性がかくとうとエスパーの彼には、ご遠慮願いたい特性がついていた。
「ヌーヴォ!!」
声と同時に気配がぐんと近づく。
並外れた脚力を有する雲雀は、地上から数メートルあるこの場所にも一息で飛べてしまう。
慌てて空へ逃げようとしたが、行動を起こすときにはもう眼前には彼の姿があった。
何もかも飲み込むような漆黒の瞳が綱吉を見定め、すっと細められる。
全身の毛を逆手に撫でられるような悪寒に、慌てて力を解放した。
「チェーリ!」
目の前に展開されたのは、リフレクターという技。
物理攻撃を半減する力だが、発現させた瞬間に後悔した。
「ヌヴォ」
雲雀の唇が弧を描き、鋭い爪が繰り出される。
勢いの乗った攻撃は、綱吉の技をすり抜けて直撃した。
「チェー!!」
目尻に鋭い傷が入り、溢れる血に視界が邪魔される。
羽を広げて空中へとホバリングすると、ぷるぷると恐怖に体を強張らせた。
死ぬ。むしろ殺される。
鼠を追い詰めた猫のように瞳をきらめかした雲雀から逃れようと空中を羽ばたくが、無駄に動きがいい彼は土で出来た壁を蹴り追ってくる。
どう考えても次回のマーモン戦で彼が出ればいい。
強者とやりあうことが好きな雲雀なら嬉々としてXANXUSを『咬み殺す』だろう。
涙目で逃げながら、視線を下方へやれば、ひらひらと手を振りながら輝かんばかりの笑顔を浮かべる相棒の顔。
「ヂェリー!!!」
迫り来る破壊者から死ぬ気で逃げ続ける綱吉は、この瞬間本気で己の不運を嘆いた。
結局特訓と称した甚振りは半日もぶっ通しで続き、食事時に疲労困憊した綱吉に隼人がぶちきれてひと騒動起こし、筋肉痛でぐったりとした綱吉はそんな彼らから非難しているところを、面白がった骸につんつんと突付かれた。
身に染みるような筋肉痛の恨みは、当分綱吉の心に刻まれた。
タイプ:かくとう、エスパー
性格:きまぐれ
個性:まけずぎらい
とくせい:かたやぶり、すりぬけ
【説明】
しんかポケモンミナライからの進化系。曇りの日にするどいツメを持たせてレベルアップさせることで進化する。独特の思考回路を持ち、常に強さを求める。規律に厳しく上下関係を敷き、自身の縄張りでは独自の組織を成形する。作ったルールを守らない者は制裁対象になる。カリスマ性に優れ恐怖と同時に憧れの目でも見られる。束縛が嫌いなので滅多に人間に連れられているところを見ない。ヌーヴォラを捕らえたトレーナーは運がいいが、扱いは要注意。
綱吉は追い詰められていた。
目の前には楽しげに己の武器である爪を輝かせた雲雀に泣きたくなった。
助けてもらおうときょろきょろと視線を彷徨わせるが、高低差を利用するために平地の所々に土が盛られたフィールドには自分と彼しかいなく、唯一ある人影はトレーナーのリボーンのみ。
「チェー、リ」
白線の外で腕を組みながら意地の悪い笑みを浮かべるリボーンに、おずおずと声をかけてみたが、ふんと鼻で哂われた。
無駄に長い足を組みかえると、小馬鹿にしたように肩を竦める。
「言っておくが、雲雀が満足するまで戻す気はねえぞ」
「ヂェ!ヂェヂェヂェヂェリ!!」
「お前はどうにもやる気が感じられねぇからな。荒療治だ」
「ヂェー!!」
「雲雀は本気だぞ。満足させられなきゃ噛み殺される。雲雀、手加減はするなよ」
「ヌーヴ」
鋭い爪を光らせていた雲雀が、ゆるりと口角を上げた。
ぞくり、と背筋に嫌な寒気が走り泣きたい気持ちになる。
うきぐもポケモンの雲雀は、戦闘では綱吉と相性が悪い。
属性がかくとうとエスパーの彼には、ご遠慮願いたい特性がついていた。
「ヌーヴォ!!」
声と同時に気配がぐんと近づく。
並外れた脚力を有する雲雀は、地上から数メートルあるこの場所にも一息で飛べてしまう。
慌てて空へ逃げようとしたが、行動を起こすときにはもう眼前には彼の姿があった。
何もかも飲み込むような漆黒の瞳が綱吉を見定め、すっと細められる。
全身の毛を逆手に撫でられるような悪寒に、慌てて力を解放した。
「チェーリ!」
目の前に展開されたのは、リフレクターという技。
物理攻撃を半減する力だが、発現させた瞬間に後悔した。
「ヌヴォ」
雲雀の唇が弧を描き、鋭い爪が繰り出される。
勢いの乗った攻撃は、綱吉の技をすり抜けて直撃した。
「チェー!!」
目尻に鋭い傷が入り、溢れる血に視界が邪魔される。
羽を広げて空中へとホバリングすると、ぷるぷると恐怖に体を強張らせた。
死ぬ。むしろ殺される。
鼠を追い詰めた猫のように瞳をきらめかした雲雀から逃れようと空中を羽ばたくが、無駄に動きがいい彼は土で出来た壁を蹴り追ってくる。
どう考えても次回のマーモン戦で彼が出ればいい。
強者とやりあうことが好きな雲雀なら嬉々としてXANXUSを『咬み殺す』だろう。
涙目で逃げながら、視線を下方へやれば、ひらひらと手を振りながら輝かんばかりの笑顔を浮かべる相棒の顔。
「ヂェリー!!!」
迫り来る破壊者から死ぬ気で逃げ続ける綱吉は、この瞬間本気で己の不運を嘆いた。
結局特訓と称した甚振りは半日もぶっ通しで続き、食事時に疲労困憊した綱吉に隼人がぶちきれてひと騒動起こし、筋肉痛でぐったりとした綱吉はそんな彼らから非難しているところを、面白がった骸につんつんと突付かれた。
身に染みるような筋肉痛の恨みは、当分綱吉の心に刻まれた。
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(04/07)
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(03/31)
(03/30)
(03/30)
(03/30)
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(03/25)
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(03/24)
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