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奏でられる音の響きに背筋がぞくぞくとした。
その曲は東金にとってよく聞き覚えがあるものであり、春先からずっと引き込んでいた曲でもあった。
アレンジは違うし曲調も違う。
背筋を昇る怖気は底知れない迫力があり、とても自分が奏でた曲と同じとは思えなかった。
こくり、と自然と喉がなる。
壇上に立つ二人は息が合ったテンポでそれぞれの音を引き立てる。
同じヴァイオリンを弾いてるからこそ弾き手の実力差が顕著に現れるはずだが、全く似ていない音を講堂に響かせる彼らの実力は甲乙つけがたいほど素晴らしい。
そして認め難いと考えるのすら驕りであると、自身の根本を叩き折られそうなくらいに、高校生では実力があるはずの東金の音とは全く違った。
好戦的な光を瞳に宿した衛藤と、どこまでも澄んだ色をした瞳の日野。
個性は違うが、紛れもなく彼らは世界のトップに立つ演奏者達だった。
「───彼らの演奏はどうだね、東金君」
「っ!?」
いつの間にか引き込まれていたらしく、唐突に声を掛けられ無様にも体を揺らす。
視線だけやれば、この場において唯一スーツ姿で居た大人の男が静かな瞳でこちらを眺めていた。
東金は、彼が誰であるか知っていた。
少し癖のある黒髪に、冷酷にも見える丹精に整った顔立ち。
出来る男として有名な、星奏学院の理事長吉羅。
長い足を組んで静かに耳を澄ませる様子は絵になる大人の男だった。
「・・・大したものだと、思います」
「そうか」
目上の人間に対する敬語を使いつつ、渋々と認めた言葉に吉羅は小さく笑う。
馬鹿にされたと感じるのは被害妄想か、それとも自身の言い方が悪いと認めているからか。
些か居心地が悪くなって視線を逸らすと、離れた場所で音に聞き入るかなでが目に入り、少しだけ苛立ちが増す。
今壇上で演奏している曲は、先ほど二人が演奏した曲とは違うが、今回の大会で東金が演奏した曲だった。
底知れぬ迫力と、何処か狂喜を思わせる死への旋律。
自分たちの演奏も決して悪くなかった。けれど、この曲は『悪くない』どころではない。
何が違うか明確に口に出来ないのに、とにかく根本にある『何か』が決定的に違った。
壇上に立つ二人は、華やかな男と、派手さはないのにそんな彼に自然と並ぶ女の姿。
二人ともお互いの演奏を知り尽くし、そしてどこをどう補えば自分たちの音がよりよくなるかを判っている。
部外者である東金がそう感じるくらい、呼吸をするのと同じくらいの自然さで彼らは音を響かせた。
そう言えば、と思い出す。
新進気鋭と名を馳せる彼らは同じ学校を卒業し、幾度も海外遠征と共にしていたと雑誌で読んだ。
公私含め親しい間柄であるのは間違いなく、もしかしたら、音が惹き合う理由もそこにあるかもしれない、などと野暮なことが頭を巡る。
「すみませんでした」
「・・・どうした?」
「俺は、彼女の演奏を聞きもしないで貶した。彼女は俺よりも優れた弾き手であるにも関わらず、それを判断するチャンスすら与えなかった。フェアとは呼べない態度です」
「まあ、あの場合は仕方なかっただろう。あいつが先走って日野さんの準備すら待たなかったのだから。音楽に対して誠実ではなかったと思うから彼女も反論しなかった」
「・・・それでも、彼女の所為ではなかった筈です」
「それを気にする女性なら、今また誘われて君たちの前で演奏していないさ」
小さく笑った彼を見て、もしかしたら、とある思いが脳裏に浮かぶ。
彼女を見詰める吉羅の視線を注意深く観察し、徐々に確信を深めていった。
酷く静かで冷静な眼差し。
感情を読み取らせない大人な人だと思うのに、ふとした瞬間彼の瞳に熱が過ぎる。
それはきっと、そういう意味なのだろう。
他人の恋愛ごとに口を突っ込む趣味はないが、あまりの意外性に内心で驚く。
そして視線は自然と自分の想い人へと向かった。
きらきらと瞳を輝かせ日野の演奏を耳にするかなでは、彼女のファンを自称した時と同じ笑顔を讃えている。
憧れ、羨望、尊敬。眩しげに目を細め目尻を赤く染めきらきらしい眼差しを向ける彼女は、まるで恋する乙女のようで、そう考えて相手が女性だというのに嫉妬する自分の狭量さに苦笑する。
「この選曲はあてつけではなく賞賛だろう。君たちの演奏をあいつは気に入り、だからこそ彼女との最高の演奏を目の前で奏でて見せた。遠まわしでわかりにくい好意だが、受け取ってやってくれたまえ」
「・・・はい」
「ああ、だが。当然彼女に対する失言への意趣返しだろう。実力差を明確にし、プライドを叩き折ろうとするとは・・・まだまだ子供だな」
「・・・・・・」
それを当て付けと言わずして何という。
喉元まで出掛かった言葉を気力で飲み干すと、東金はやや引きつった表情で隣の男を見た。
静かな微笑みだと思っていたものが、実は全く笑っていなかったのだと気付き、一枚も二枚も上手を行く大人に、子供らしく苦笑した。
目上の男だと思い敬語を使ったが、彼になら本当の意味でそれを使ってしまいそうだった。
その曲は東金にとってよく聞き覚えがあるものであり、春先からずっと引き込んでいた曲でもあった。
アレンジは違うし曲調も違う。
背筋を昇る怖気は底知れない迫力があり、とても自分が奏でた曲と同じとは思えなかった。
こくり、と自然と喉がなる。
壇上に立つ二人は息が合ったテンポでそれぞれの音を引き立てる。
同じヴァイオリンを弾いてるからこそ弾き手の実力差が顕著に現れるはずだが、全く似ていない音を講堂に響かせる彼らの実力は甲乙つけがたいほど素晴らしい。
そして認め難いと考えるのすら驕りであると、自身の根本を叩き折られそうなくらいに、高校生では実力があるはずの東金の音とは全く違った。
好戦的な光を瞳に宿した衛藤と、どこまでも澄んだ色をした瞳の日野。
個性は違うが、紛れもなく彼らは世界のトップに立つ演奏者達だった。
「───彼らの演奏はどうだね、東金君」
「っ!?」
いつの間にか引き込まれていたらしく、唐突に声を掛けられ無様にも体を揺らす。
視線だけやれば、この場において唯一スーツ姿で居た大人の男が静かな瞳でこちらを眺めていた。
東金は、彼が誰であるか知っていた。
少し癖のある黒髪に、冷酷にも見える丹精に整った顔立ち。
出来る男として有名な、星奏学院の理事長吉羅。
長い足を組んで静かに耳を澄ませる様子は絵になる大人の男だった。
「・・・大したものだと、思います」
「そうか」
目上の人間に対する敬語を使いつつ、渋々と認めた言葉に吉羅は小さく笑う。
馬鹿にされたと感じるのは被害妄想か、それとも自身の言い方が悪いと認めているからか。
些か居心地が悪くなって視線を逸らすと、離れた場所で音に聞き入るかなでが目に入り、少しだけ苛立ちが増す。
今壇上で演奏している曲は、先ほど二人が演奏した曲とは違うが、今回の大会で東金が演奏した曲だった。
底知れぬ迫力と、何処か狂喜を思わせる死への旋律。
自分たちの演奏も決して悪くなかった。けれど、この曲は『悪くない』どころではない。
何が違うか明確に口に出来ないのに、とにかく根本にある『何か』が決定的に違った。
壇上に立つ二人は、華やかな男と、派手さはないのにそんな彼に自然と並ぶ女の姿。
二人ともお互いの演奏を知り尽くし、そしてどこをどう補えば自分たちの音がよりよくなるかを判っている。
部外者である東金がそう感じるくらい、呼吸をするのと同じくらいの自然さで彼らは音を響かせた。
そう言えば、と思い出す。
新進気鋭と名を馳せる彼らは同じ学校を卒業し、幾度も海外遠征と共にしていたと雑誌で読んだ。
公私含め親しい間柄であるのは間違いなく、もしかしたら、音が惹き合う理由もそこにあるかもしれない、などと野暮なことが頭を巡る。
「すみませんでした」
「・・・どうした?」
「俺は、彼女の演奏を聞きもしないで貶した。彼女は俺よりも優れた弾き手であるにも関わらず、それを判断するチャンスすら与えなかった。フェアとは呼べない態度です」
「まあ、あの場合は仕方なかっただろう。あいつが先走って日野さんの準備すら待たなかったのだから。音楽に対して誠実ではなかったと思うから彼女も反論しなかった」
「・・・それでも、彼女の所為ではなかった筈です」
「それを気にする女性なら、今また誘われて君たちの前で演奏していないさ」
小さく笑った彼を見て、もしかしたら、とある思いが脳裏に浮かぶ。
彼女を見詰める吉羅の視線を注意深く観察し、徐々に確信を深めていった。
酷く静かで冷静な眼差し。
感情を読み取らせない大人な人だと思うのに、ふとした瞬間彼の瞳に熱が過ぎる。
それはきっと、そういう意味なのだろう。
他人の恋愛ごとに口を突っ込む趣味はないが、あまりの意外性に内心で驚く。
そして視線は自然と自分の想い人へと向かった。
きらきらと瞳を輝かせ日野の演奏を耳にするかなでは、彼女のファンを自称した時と同じ笑顔を讃えている。
憧れ、羨望、尊敬。眩しげに目を細め目尻を赤く染めきらきらしい眼差しを向ける彼女は、まるで恋する乙女のようで、そう考えて相手が女性だというのに嫉妬する自分の狭量さに苦笑する。
「この選曲はあてつけではなく賞賛だろう。君たちの演奏をあいつは気に入り、だからこそ彼女との最高の演奏を目の前で奏でて見せた。遠まわしでわかりにくい好意だが、受け取ってやってくれたまえ」
「・・・はい」
「ああ、だが。当然彼女に対する失言への意趣返しだろう。実力差を明確にし、プライドを叩き折ろうとするとは・・・まだまだ子供だな」
「・・・・・・」
それを当て付けと言わずして何という。
喉元まで出掛かった言葉を気力で飲み干すと、東金はやや引きつった表情で隣の男を見た。
静かな微笑みだと思っていたものが、実は全く笑っていなかったのだと気付き、一枚も二枚も上手を行く大人に、子供らしく苦笑した。
目上の男だと思い敬語を使ったが、彼になら本当の意味でそれを使ってしまいそうだった。
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>>ぴよりん様
こんばんは、ぴよりん様!
胃腸大丈夫ですか!?
また体調を崩されたとのことでとても心配です。
やはりこの寒暖差が悪いのでしょうか・・・。
私の周りも次々と体調不良を訴える人が増え、酷い人は寝込んでいます。
胃腸というと以前私胃潰瘍をわずらったことがあるのですが、あれはとても痛かったです。
どうぞ本当にご自愛ください。
大丈夫だと思っている人こそ意外に大丈夫じゃなかったりするので、本当に体を大事にしてくださいね!!
そして連続で感想をありがとうございますw
とても嬉しいです!
同時にお返事が遅くなってしまってすみません(涙)
ゾロルのお話読んでくださってありがとうございますw
私の根本のイメージのゾロルなので、気に入ってくださると凄く嬉しいです!
ゾロって腹の底ではルフィと並べるのは自分だけだと思ってると思うのですよ!
仲間は仲間、ルフィはルフィと区別つけてるように見えるんですよね!
私もサンジやナミや他の面々も大好きなのですが、実はゾロとルフィの関係が一番好きです!
ゾロがルフィに向ける感情は『好き』とか『愛してる』とかそんな言葉じゃなくて、もっとエゴに満ちた何かだといいと思います。
獄寺君のが崇拝なら、ゾロのは忠誠・・・ですかね?
自分の夢を犠牲にしてもルフィを取るくらいに、今の彼にとってルフィは特別ですし、他の何を捨てても彼はルフィは捨てれないと思います。
その関係がとても好きで、ビバ!ってなって一人悶えております。
『拝啓・・・』や『抽選・・・』もいつも感想をありがとうございますw
白髪の彼はシスコンな上に姉に対して本気のラブです★
そしてそんな彼の感情に感動しながらも、輝弥さん笑顔で従者にします。
強制的に呼ばれたことを怒ってないとは一言も言ってないすしね(笑)
拝啓の方は梅香さん久しぶりの登場です。
幼馴染という美味しい位置に居ながら中々登場できなかった彼ですが、頑張って登場させていきます。
ツンツンの主人公でも一応逆はーなので、頑張って皆に愛させますね!
獄寺くん話も読んでくださってありがとうございますw
話は刻一刻と終末へ向かっております。
一応自分の立てた流れどおりに進んでいるのですが、次回はついにご対面!
ウーノさん獄寺君に影響されて話し方や名称もどんどんと変わっていってます。
おまけでウーノ君視点とかいつか書いてみたいなと思ってますw
遙か3やコルダ3の方も感想をありがとうございます!
海賊達の姫君は途中で止まっていますが、頑張って続き更新しますねっ!
そしてコルダ3も読みきってくださってありがとうございます。
このゲーム、前作とは違いはじめから総受けテイストです。
かなでちゃん愛されるのがデフォルトで難易度も低く、なんと十二人の股掛けエンドもありましたw
物足りない部分もありますが、逆ハー好きとしてお勧めの一品です!
キャラクターは私が掴みきれて居ない部分もあるのですが、実は火積君ラブの私です★
ありえないキャラ設定ですが、強面な男が実は可愛いが大好物な私にはクリティカルヒットです。
私のイメージを刷り込みしてしまって本当に申し訳なくなるくらいな部分がございます・・(苦笑)
未来捏造は本気で未来捏造ですから、キャラ崩壊起こしてますけど気にしないで下さいね★
でも私の中の土岐さんはあんな感じのイメージですw
私の創作を栄養剤と言ってくださってありがとうございます!
私こそぴよりん様からいただけるコメントは心の栄養剤です。
本当に、いつも温かいお言葉をありがとうございます。
どうかご無理せず体を労わりつつ、またあぞびに来てください(←図々しい)
Web拍手、ありがとうございました!
>>inu様
こんばんは、inu様!
連続のコメントありがとうございます。
本当に本編が待ち遠しくて仕方ないです!
二年後のみんなの見た目とかも凄く楽しみです。
やっぱり精悍になっていたりしてるんですかね?
ウソップ、ダイエットに成功しているのを心から祈ります(笑)
体型変わりすぎですよね、彼!!
私もコミックス派なので、先が楽しみでなりません。
そしていつもリクエストありがとうございます。
皆を誉めるルフィですか。
大海賊シリーズの番外編か本編かどちらにするかは降ってきたネタ次第になるでしょうけれど、がんばってみます!
気を永くしてお待ちくださいねw
私の体調を心配してくださって本当にありがとうございます!
inu様も寒暖差が激しくなって参りましたし、どうぞ体調を崩されないようご自愛ください!
また是非遊びにいらして下さい!
Web拍手、ありがとうございました!
>>ノコ様
こんばんは、ノコ様!
私の方こそ感想を頂けてとても嬉しいです!
私の妄想膨らんだゾロルを気に入って頂けてとても嬉しいです。
本当にありがとうございますw
楽しんで頂けて幸いです!
またこれからも妄想膨らませ頑張りますので、また是非遊びにいらして下さい!
Web拍手、ありがとうございました!
こんばんは、ぴよりん様!
胃腸大丈夫ですか!?
また体調を崩されたとのことでとても心配です。
やはりこの寒暖差が悪いのでしょうか・・・。
私の周りも次々と体調不良を訴える人が増え、酷い人は寝込んでいます。
胃腸というと以前私胃潰瘍をわずらったことがあるのですが、あれはとても痛かったです。
どうぞ本当にご自愛ください。
大丈夫だと思っている人こそ意外に大丈夫じゃなかったりするので、本当に体を大事にしてくださいね!!
そして連続で感想をありがとうございますw
とても嬉しいです!
同時にお返事が遅くなってしまってすみません(涙)
ゾロルのお話読んでくださってありがとうございますw
私の根本のイメージのゾロルなので、気に入ってくださると凄く嬉しいです!
ゾロって腹の底ではルフィと並べるのは自分だけだと思ってると思うのですよ!
仲間は仲間、ルフィはルフィと区別つけてるように見えるんですよね!
私もサンジやナミや他の面々も大好きなのですが、実はゾロとルフィの関係が一番好きです!
ゾロがルフィに向ける感情は『好き』とか『愛してる』とかそんな言葉じゃなくて、もっとエゴに満ちた何かだといいと思います。
獄寺君のが崇拝なら、ゾロのは忠誠・・・ですかね?
自分の夢を犠牲にしてもルフィを取るくらいに、今の彼にとってルフィは特別ですし、他の何を捨てても彼はルフィは捨てれないと思います。
その関係がとても好きで、ビバ!ってなって一人悶えております。
『拝啓・・・』や『抽選・・・』もいつも感想をありがとうございますw
白髪の彼はシスコンな上に姉に対して本気のラブです★
そしてそんな彼の感情に感動しながらも、輝弥さん笑顔で従者にします。
強制的に呼ばれたことを怒ってないとは一言も言ってないすしね(笑)
拝啓の方は梅香さん久しぶりの登場です。
幼馴染という美味しい位置に居ながら中々登場できなかった彼ですが、頑張って登場させていきます。
ツンツンの主人公でも一応逆はーなので、頑張って皆に愛させますね!
獄寺くん話も読んでくださってありがとうございますw
話は刻一刻と終末へ向かっております。
一応自分の立てた流れどおりに進んでいるのですが、次回はついにご対面!
ウーノさん獄寺君に影響されて話し方や名称もどんどんと変わっていってます。
おまけでウーノ君視点とかいつか書いてみたいなと思ってますw
遙か3やコルダ3の方も感想をありがとうございます!
海賊達の姫君は途中で止まっていますが、頑張って続き更新しますねっ!
そしてコルダ3も読みきってくださってありがとうございます。
このゲーム、前作とは違いはじめから総受けテイストです。
かなでちゃん愛されるのがデフォルトで難易度も低く、なんと十二人の股掛けエンドもありましたw
物足りない部分もありますが、逆ハー好きとしてお勧めの一品です!
キャラクターは私が掴みきれて居ない部分もあるのですが、実は火積君ラブの私です★
ありえないキャラ設定ですが、強面な男が実は可愛いが大好物な私にはクリティカルヒットです。
私のイメージを刷り込みしてしまって本当に申し訳なくなるくらいな部分がございます・・(苦笑)
未来捏造は本気で未来捏造ですから、キャラ崩壊起こしてますけど気にしないで下さいね★
でも私の中の土岐さんはあんな感じのイメージですw
私の創作を栄養剤と言ってくださってありがとうございます!
私こそぴよりん様からいただけるコメントは心の栄養剤です。
本当に、いつも温かいお言葉をありがとうございます。
どうかご無理せず体を労わりつつ、またあぞびに来てください(←図々しい)
Web拍手、ありがとうございました!
>>inu様
こんばんは、inu様!
連続のコメントありがとうございます。
本当に本編が待ち遠しくて仕方ないです!
二年後のみんなの見た目とかも凄く楽しみです。
やっぱり精悍になっていたりしてるんですかね?
ウソップ、ダイエットに成功しているのを心から祈ります(笑)
体型変わりすぎですよね、彼!!
私もコミックス派なので、先が楽しみでなりません。
そしていつもリクエストありがとうございます。
皆を誉めるルフィですか。
大海賊シリーズの番外編か本編かどちらにするかは降ってきたネタ次第になるでしょうけれど、がんばってみます!
気を永くしてお待ちくださいねw
私の体調を心配してくださって本当にありがとうございます!
inu様も寒暖差が激しくなって参りましたし、どうぞ体調を崩されないようご自愛ください!
また是非遊びにいらして下さい!
Web拍手、ありがとうございました!
>>ノコ様
こんばんは、ノコ様!
私の方こそ感想を頂けてとても嬉しいです!
私の妄想膨らんだゾロルを気に入って頂けてとても嬉しいです。
本当にありがとうございますw
楽しんで頂けて幸いです!
またこれからも妄想膨らませ頑張りますので、また是非遊びにいらして下さい!
Web拍手、ありがとうございました!
「私があなたにお話できることは何もありませんわ、ブラッド様」
繊細な美貌を持つ賢い貴婦人は、動揺を押し隠すと普段どおりの微笑みを浮かべて小首を傾げた。
妹と似た色をした髪がゆらりと揺れ首筋から流れ落ちる。
その様に幾百人の男が見惚れたとしても、ブラッドは対した感慨は抱かない。
注意深く瞳の奥で観察していたらしい彼女は、そこで初めて人間らしい表情を見せた。
先ほどまでの精巧な人形さながらの微笑ではなく、淡い苦笑を浮かべたのだ。
何故彼女が突然人らしい感情を表に出したのか判らず、警戒するように目を細める。
だが瞬きする間に感情を笑顔の内に押し殺したロリーナは、くすくすと鈴を転がしたような声で笑った。
「ブラッド様、聞こえてらして?お伝えしたように私はあなたの望む答えを差し上げれませんの」
「何故だ」
「『何故』と私に問うあなただからこそ、何もお答え出来ませんのよ」
くすくすと優雅に取り出した扇子の内で微笑む美女に、ブラッドは眉間に皺を刻んだ。
答えられないと彼女は『答えた』。
つまり、それこそが答えだということだ。
王侯貴族が隠しておかなくてはいけない醜聞がそこにあると匂わせ、けれどそれを明言しない。
ロリーナは本当にアリスの姉であろうかと首を捻りたくなるが、アリスの方が王族らしくなく真っ直ぐなのだろう。
自分を捻くれていると表現するくせに、彼女は愚かなまでに素直だ。
自分の感情を瞳に乗せ、ブラッドを見詰めてしまうくらいに。
持っていたステッキで掌を打ちつけ、不機嫌に鼻を鳴らす。
つまりは、『そういうこと』なのだろう。
胸に沸き起こる不快感を何とか飲み下し、苛立ちを発散してしまいそうな自分を無理に抑える。
目の前に居る女の前で自分を曝け出すなど、そんな『不名誉』はありえない。
ブラッド・デュプレはプライドが高く人に心を許さない。
だからこそ心の奥深くでとぐろを巻く黒い感情を表に出さず、常にあるように余裕ある笑みをゆったりと浮かべた。
「私に『答えることが出来ない』。それが君の言い分であると理解していいのか?」
「ふふふ」
笑うばかりの彼女は、これ以上何か情報を漏らすつもりはないらしい。
知りたければ自分で調べろと言外に語るロリーナは、ブラッドを眺め笑みを深めるだけ。
「君は」
「はい」
「本当にアリスの姉か?」
全く似ていないと言葉の外で告げれば、瞳を丸くした彼女は、次には嬉しそうに破顔した。
「私はアリスの姉ですわ。彼女は私の最高の自慢ですもの」
嘘偽りないと断言できるほどに、そう告げたロリーナの瞳は輝いていた。
厄介なものだなと呟くと、言葉どおりに厄介な相手を半眼で眺めたブラッドはさっさと踵を返す。
「出来れば、君は敵に回したくないな」
「最高の賛辞ですわ、ブラッド様」
背を向けている為声しか聞こえないが、鮮やかな笑顔で礼を取っているだろう女性に、ブラッドは苦笑した。
繊細な美貌を持つ賢い貴婦人は、動揺を押し隠すと普段どおりの微笑みを浮かべて小首を傾げた。
妹と似た色をした髪がゆらりと揺れ首筋から流れ落ちる。
その様に幾百人の男が見惚れたとしても、ブラッドは対した感慨は抱かない。
注意深く瞳の奥で観察していたらしい彼女は、そこで初めて人間らしい表情を見せた。
先ほどまでの精巧な人形さながらの微笑ではなく、淡い苦笑を浮かべたのだ。
何故彼女が突然人らしい感情を表に出したのか判らず、警戒するように目を細める。
だが瞬きする間に感情を笑顔の内に押し殺したロリーナは、くすくすと鈴を転がしたような声で笑った。
「ブラッド様、聞こえてらして?お伝えしたように私はあなたの望む答えを差し上げれませんの」
「何故だ」
「『何故』と私に問うあなただからこそ、何もお答え出来ませんのよ」
くすくすと優雅に取り出した扇子の内で微笑む美女に、ブラッドは眉間に皺を刻んだ。
答えられないと彼女は『答えた』。
つまり、それこそが答えだということだ。
王侯貴族が隠しておかなくてはいけない醜聞がそこにあると匂わせ、けれどそれを明言しない。
ロリーナは本当にアリスの姉であろうかと首を捻りたくなるが、アリスの方が王族らしくなく真っ直ぐなのだろう。
自分を捻くれていると表現するくせに、彼女は愚かなまでに素直だ。
自分の感情を瞳に乗せ、ブラッドを見詰めてしまうくらいに。
持っていたステッキで掌を打ちつけ、不機嫌に鼻を鳴らす。
つまりは、『そういうこと』なのだろう。
胸に沸き起こる不快感を何とか飲み下し、苛立ちを発散してしまいそうな自分を無理に抑える。
目の前に居る女の前で自分を曝け出すなど、そんな『不名誉』はありえない。
ブラッド・デュプレはプライドが高く人に心を許さない。
だからこそ心の奥深くでとぐろを巻く黒い感情を表に出さず、常にあるように余裕ある笑みをゆったりと浮かべた。
「私に『答えることが出来ない』。それが君の言い分であると理解していいのか?」
「ふふふ」
笑うばかりの彼女は、これ以上何か情報を漏らすつもりはないらしい。
知りたければ自分で調べろと言外に語るロリーナは、ブラッドを眺め笑みを深めるだけ。
「君は」
「はい」
「本当にアリスの姉か?」
全く似ていないと言葉の外で告げれば、瞳を丸くした彼女は、次には嬉しそうに破顔した。
「私はアリスの姉ですわ。彼女は私の最高の自慢ですもの」
嘘偽りないと断言できるほどに、そう告げたロリーナの瞳は輝いていた。
厄介なものだなと呟くと、言葉どおりに厄介な相手を半眼で眺めたブラッドはさっさと踵を返す。
「出来れば、君は敵に回したくないな」
「最高の賛辞ですわ、ブラッド様」
背を向けている為声しか聞こえないが、鮮やかな笑顔で礼を取っているだろう女性に、ブラッドは苦笑した。
【5日目】
それは唐突であり、想像もしていないことで、獄寺の素晴らしく回転の速い脳は一端動きを止めた。
ぱちぱちと二度瞬きを繰り返し、吐く吐息にあわせ言葉を呟く。
「はい・・・?」
「だから。俺は十代目に会いたい」
「・・・・・・」
ゆっくりと脳に浸透していく言葉を、理解できないのは何かが拒否しているからかもしれない。
じっと静かな眼差しで自分を見上げる子供は今日も変わらず愛くるしいのに、何故頭が拒否をしているのだろう。
くるくると空回りする思考で、ごくり、と喉を鳴らす。
取りあえず。
「朝ごはんを食べましょうか、ウーノさん」
そんな言葉しか出てこない自分に、獄寺は苦笑した。
ご飯を食べて、眠る子供をじっと見詰める。
最近の彼は成長期なのか、良く眠っていた。
仕事の片手間でちらちらと視線をやりながらその様子を伺っていた獄寺は、ふう、と一つため息を落とす。
『十代目に会いたい』
いつの間に『オリジナル』の呼び名から『十代目』に変わったのか気づかなかったが、子供は確かに彼への面会を望んでいた。
子供が願うなら何でも叶えてやりたかったが、口にしたものは些か実現が難しく思えきゅっと眉間に皺を刻む。
そもそも何故彼が綱吉に会いたいと急遽思い立ったのかが判らない。
否、もしかしたら獄寺が気づかなかっただけでずっと会いたいと願っていたのだろうか。
ぐるぐると思考が回る中、無意識に書類を片付けながら渋面を作る。
無性に煙草が吸いたくなって、仕事中だと首を振った。
もやもやとする頭で苛々仕事を進めていると、唐突にドアがノックされ柳眉を上げる。
今、ウーノがお昼寝中だ。起きてしまったらどうする、と全力で殺気を向けながら入室を促せば、顔を青ざめるどころか白くした部下がおずおずと室内に入ってきた。
「何の用だ」
「その、あの・・・」
「さっさと言え」
威嚇するように唸り声に似た低音で促せば、冷や汗を滝のように流す部下は書類を差し出しながら声を振り絞った。
「ドンがお呼びですっ」
「それをさっさと言え、このクソボケ!果たすぞ!」
がつんと一言叫んで獄寺は、脱いでいた上着を引っつかむとすぐさま駆け出す。
部屋を抜けるドアを潜り、ふと思い出して顔だけ室内に戻す。
「俺が戻るまでウーノさんの面倒を見ていろ。・・・くれぐれも扱いに気をつけろよ。もし俺が戻ってきた時に何かあったら・・・」
親指で首を水平に切る仕草をし、そのまま地面に向ける。
言葉よりもハッキリした意思表示に慌てて頷く部下をそのままに、呼び出された先へと足早に向かった。
「いやぁ、ごめんね獄寺君。助かったよ」
「いえ、十代目のお役に立てたなら幸いです」
一切の偽りなく躊躇なく告げれば、眉を下げて困ったように微笑んだ綱吉は、持っていた書類を執務机に置いた。
彼の呼び出しの用件はまさにその書類に関することで、獄寺が作成した書類のデータに疑問があったらしい。
バインダーに纏められた1cmはある書類の束の中に問題のデータがあるのは判っていたが、急ぎの用件だったために獄寺が呼ばれた。
全てを記憶しているわけではないが、幸い重要度の高い内容で覚えていた獄寺は、綱吉の役に立てたと機嫌がいい。
彼が獄寺の記憶に一切の疑問を持たずに信頼してくれるのも、幸せの一端を担っていた。
「君は相変わらずそればっかりだね。仕事の邪魔をしちゃったんだから怒っていいのに」
「俺が十代目を邪魔なんて思う日はありません!世界の最後の一日だって、絶対に傍に居たいと願うに決まってます」
「───君の場合は願うだけじゃなく絶対に実行しそうだけどね」
「当然です!!」
拳を握り力説すれば、益々困ったような笑みを深めた綱吉は机に肘をつき顎を乗せた。
行儀がいい仕草ではないが、今は別に格好をつける場ではないからと気にしない。
むしろリラックスしてもらえていると考えると、また嬉しさに胸が詰まった。
彼が誰の前でもこんな態度をするわけじゃないと知っているからこそ、喜びは募る。
敬愛と、尊敬と、口に出せない感情のもろもろが混ざり合い、獄寺は無意識の内に微笑む。
その笑顔を見た綱吉は、仕方ないね、と呟き体勢を整えた。
「それで獄寺君」
「はい」
「俺に、何を頼みたいの?」
「え?」
「さっきから仕事してる俺を物井言いたげに見詰めてたでしょう?君、ポーカーフェイス得意なくせに、俺に関しては感情がだだもれだよね」
「っ・・・、そんなに、判りやすかったですか?」
「うん、とっても」
にこり、と先ほどまでとは違い、悪戯を見つけた子供みたいな顔で笑った綱吉に、口元を掌で覆い俯く。
一番隠し立てしたい相手に何もかもを見透かされるのは存外に恥ずかしい。
そして見透かされるほど自分を見ていてもらっていると考えると、羞恥を遙かに超えた幸福が訪れる。
初心な小僧でもあるまいが、耳まで赤くなっているだろう己を彼相手に隠し切る自信のない獄寺は、くすくすと笑う声に耳を傾けた。
「それで?どうなの?」
「───・・・俺が、お願いしたら、あなたは叶えてくださいますか?」
「内容にもよるな。けど滅多に俺に何かを強請らない君の言葉だから、なるべくなら叶えてあげるつもりだよ」
さらり、と告げられた台詞に心臓が爆発しそうだ。
ぼぼっと顔が更に熱を持ち、綱吉の顔を直視出来ない。
ああ、でもここで言わなければと、震える拳を握り渾身の力で口を開いた。
「それなら・・・お願いがあります、十代目」
ほんの些細なことでも彼に願い事をするのはこんなに緊張するもので、十年の付き合いの中、変わらないものの一つでもあった。
それは唐突であり、想像もしていないことで、獄寺の素晴らしく回転の速い脳は一端動きを止めた。
ぱちぱちと二度瞬きを繰り返し、吐く吐息にあわせ言葉を呟く。
「はい・・・?」
「だから。俺は十代目に会いたい」
「・・・・・・」
ゆっくりと脳に浸透していく言葉を、理解できないのは何かが拒否しているからかもしれない。
じっと静かな眼差しで自分を見上げる子供は今日も変わらず愛くるしいのに、何故頭が拒否をしているのだろう。
くるくると空回りする思考で、ごくり、と喉を鳴らす。
取りあえず。
「朝ごはんを食べましょうか、ウーノさん」
そんな言葉しか出てこない自分に、獄寺は苦笑した。
ご飯を食べて、眠る子供をじっと見詰める。
最近の彼は成長期なのか、良く眠っていた。
仕事の片手間でちらちらと視線をやりながらその様子を伺っていた獄寺は、ふう、と一つため息を落とす。
『十代目に会いたい』
いつの間に『オリジナル』の呼び名から『十代目』に変わったのか気づかなかったが、子供は確かに彼への面会を望んでいた。
子供が願うなら何でも叶えてやりたかったが、口にしたものは些か実現が難しく思えきゅっと眉間に皺を刻む。
そもそも何故彼が綱吉に会いたいと急遽思い立ったのかが判らない。
否、もしかしたら獄寺が気づかなかっただけでずっと会いたいと願っていたのだろうか。
ぐるぐると思考が回る中、無意識に書類を片付けながら渋面を作る。
無性に煙草が吸いたくなって、仕事中だと首を振った。
もやもやとする頭で苛々仕事を進めていると、唐突にドアがノックされ柳眉を上げる。
今、ウーノがお昼寝中だ。起きてしまったらどうする、と全力で殺気を向けながら入室を促せば、顔を青ざめるどころか白くした部下がおずおずと室内に入ってきた。
「何の用だ」
「その、あの・・・」
「さっさと言え」
威嚇するように唸り声に似た低音で促せば、冷や汗を滝のように流す部下は書類を差し出しながら声を振り絞った。
「ドンがお呼びですっ」
「それをさっさと言え、このクソボケ!果たすぞ!」
がつんと一言叫んで獄寺は、脱いでいた上着を引っつかむとすぐさま駆け出す。
部屋を抜けるドアを潜り、ふと思い出して顔だけ室内に戻す。
「俺が戻るまでウーノさんの面倒を見ていろ。・・・くれぐれも扱いに気をつけろよ。もし俺が戻ってきた時に何かあったら・・・」
親指で首を水平に切る仕草をし、そのまま地面に向ける。
言葉よりもハッキリした意思表示に慌てて頷く部下をそのままに、呼び出された先へと足早に向かった。
「いやぁ、ごめんね獄寺君。助かったよ」
「いえ、十代目のお役に立てたなら幸いです」
一切の偽りなく躊躇なく告げれば、眉を下げて困ったように微笑んだ綱吉は、持っていた書類を執務机に置いた。
彼の呼び出しの用件はまさにその書類に関することで、獄寺が作成した書類のデータに疑問があったらしい。
バインダーに纏められた1cmはある書類の束の中に問題のデータがあるのは判っていたが、急ぎの用件だったために獄寺が呼ばれた。
全てを記憶しているわけではないが、幸い重要度の高い内容で覚えていた獄寺は、綱吉の役に立てたと機嫌がいい。
彼が獄寺の記憶に一切の疑問を持たずに信頼してくれるのも、幸せの一端を担っていた。
「君は相変わらずそればっかりだね。仕事の邪魔をしちゃったんだから怒っていいのに」
「俺が十代目を邪魔なんて思う日はありません!世界の最後の一日だって、絶対に傍に居たいと願うに決まってます」
「───君の場合は願うだけじゃなく絶対に実行しそうだけどね」
「当然です!!」
拳を握り力説すれば、益々困ったような笑みを深めた綱吉は机に肘をつき顎を乗せた。
行儀がいい仕草ではないが、今は別に格好をつける場ではないからと気にしない。
むしろリラックスしてもらえていると考えると、また嬉しさに胸が詰まった。
彼が誰の前でもこんな態度をするわけじゃないと知っているからこそ、喜びは募る。
敬愛と、尊敬と、口に出せない感情のもろもろが混ざり合い、獄寺は無意識の内に微笑む。
その笑顔を見た綱吉は、仕方ないね、と呟き体勢を整えた。
「それで獄寺君」
「はい」
「俺に、何を頼みたいの?」
「え?」
「さっきから仕事してる俺を物井言いたげに見詰めてたでしょう?君、ポーカーフェイス得意なくせに、俺に関しては感情がだだもれだよね」
「っ・・・、そんなに、判りやすかったですか?」
「うん、とっても」
にこり、と先ほどまでとは違い、悪戯を見つけた子供みたいな顔で笑った綱吉に、口元を掌で覆い俯く。
一番隠し立てしたい相手に何もかもを見透かされるのは存外に恥ずかしい。
そして見透かされるほど自分を見ていてもらっていると考えると、羞恥を遙かに超えた幸福が訪れる。
初心な小僧でもあるまいが、耳まで赤くなっているだろう己を彼相手に隠し切る自信のない獄寺は、くすくすと笑う声に耳を傾けた。
「それで?どうなの?」
「───・・・俺が、お願いしたら、あなたは叶えてくださいますか?」
「内容にもよるな。けど滅多に俺に何かを強請らない君の言葉だから、なるべくなら叶えてあげるつもりだよ」
さらり、と告げられた台詞に心臓が爆発しそうだ。
ぼぼっと顔が更に熱を持ち、綱吉の顔を直視出来ない。
ああ、でもここで言わなければと、震える拳を握り渾身の力で口を開いた。
「それなら・・・お願いがあります、十代目」
ほんの些細なことでも彼に願い事をするのはこんなに緊張するもので、十年の付き合いの中、変わらないものの一つでもあった。
>>ぽち様
こんばんは、ぽち様!
恋次を応援してくれてありがとうございます!
心の隙間に気づいたものの、まだそれが何か自覚してない恋次はもどかしく思いながらも中々先に進めません。
結果この話はもうしばらく続きそうです(苦笑)
恋次君、もどかしさマックスですが、頑張りますのでお待ちくださいw
また是非遊びにいらして下さいw
Web拍手、ありがとうございました!
>>朝霞夜月様
こんばんは、朝霞様w
GS3小説、また感想をありがとうございますw
いつも丁寧に感想を頂けてとても嬉しいです!
WJで新連載始まったのは気づいたのですが、銀魂がないと判り、さくっと読み飛ばしてしまいました(汗)
私基本立ち読み派なので、飛ばしまくってるんです・・・。
でも朝霞様のお勧めなら読んでおけばよかったなと後悔中です(涙)
復活は、笹川のお兄さん格好よかったですよね!
個人的に彼みたいなタイプ大好きなので、暑苦しいけど頑張れー!となります。
エンマ君もほとんど出てこず、確かに寂しすぎです・・・。
ワンピは多分二年後からですよね!
まず最初に誰が登場するかが超楽しみです!
ルフィとかちょい遅刻してきそうなイメージありません?
否、方向音痴のゾロが遅れるでしょうか?
彼は絶対に一人で海に出てはいけないタイプだと思われます(大笑)
過程も含めて楽しみですよね!
もしかしたら扉絵が過去話になってたりしててもOKですw
また是非語り合いましょうね!
Web拍手、ありがとうございました!
>>木葉様
こんばんは、木葉様!
本編再開、本当に楽しみですよね!
むしろあの休みはかなり衝撃でした・・・。
二年後の彼らがどう成長したか、凄く凄く読んでみたいですw
二年も離れることを選択した彼らの強さが格好よくて痺れちゃいます!
私的にはシャボンティ諸島に徐々に集まる部分から始まったりすると嬉しいな~と思いつつも、その間もかなり気になるので複雑な思いに彩られます。
でも回想シーンはそれぞれが登場してからありそうですよね!?
ああ、もう本当に楽しみです!!
本当に妄想は膨らむばかりですっ!!
また是非遊びにいらして下さいw
Web拍手、ありがとうございました!
>>匿名希望様
こんばんは、匿名希望様!
久しぶりに浮竹隊長を登場させましたよ!
しかも求婚者デスヨ!
恋ルキも好きですが、浮ルキも好きです!
浮竹隊長のルキアに負い目を背負いつつ、それでも目が離せないなんて設定が大好物です!
彼も交えて三つ巴以上の関係に発展する、このシリーズ。
兄様は恋次でなくルキアの味方なので、立場は能動的ですが上手いこと恋次には味方につけて欲しいものです。
マイペース更新ですが、これからも頑張ります!
また是非遊びにいらしてくださいませw
Web拍手、ありがとうございました!
>>inu様
こんばんは、inu様!
ご無沙汰しておりますw
また遊びに来てくださって、とても嬉しいです!
剣士の野望を読んでくださってありがとうございます。
この話の根本が私の理想のゾロルなので、気に入ってくださって凄く嬉しいです!
二人は馴れ合いの関係ではなく、ずっと対等でありながらもゾロ的に上下を弁えた立場で居て欲しいです。
あの船の中で一番自分の立場を理解してるのって、ゾロだと思い込んでいますw
彼は船長としてのルフィに絶対を誓っていますよね!
そもそもルフィが居なければ海賊をする必要ないと言い切る人ですし!
ゾロの番外編は以前も書いてましたが、今回はゾロ視点であの話の続きのイメージで書いてみました。
背中を押し、迷いを断ち切る絶対的信頼を寄せる相棒。
本編で海賊王になったルフィと最強の剣豪になったゾロは、どんな感じになるんでしょうね!?
今から読むのがとても楽しみですww
また是非遊びにいらして下さいw
Web拍手、ありがとうございました!
こんばんは、ぽち様!
恋次を応援してくれてありがとうございます!
心の隙間に気づいたものの、まだそれが何か自覚してない恋次はもどかしく思いながらも中々先に進めません。
結果この話はもうしばらく続きそうです(苦笑)
恋次君、もどかしさマックスですが、頑張りますのでお待ちくださいw
また是非遊びにいらして下さいw
Web拍手、ありがとうございました!
>>朝霞夜月様
こんばんは、朝霞様w
GS3小説、また感想をありがとうございますw
いつも丁寧に感想を頂けてとても嬉しいです!
WJで新連載始まったのは気づいたのですが、銀魂がないと判り、さくっと読み飛ばしてしまいました(汗)
私基本立ち読み派なので、飛ばしまくってるんです・・・。
でも朝霞様のお勧めなら読んでおけばよかったなと後悔中です(涙)
復活は、笹川のお兄さん格好よかったですよね!
個人的に彼みたいなタイプ大好きなので、暑苦しいけど頑張れー!となります。
エンマ君もほとんど出てこず、確かに寂しすぎです・・・。
ワンピは多分二年後からですよね!
まず最初に誰が登場するかが超楽しみです!
ルフィとかちょい遅刻してきそうなイメージありません?
否、方向音痴のゾロが遅れるでしょうか?
彼は絶対に一人で海に出てはいけないタイプだと思われます(大笑)
過程も含めて楽しみですよね!
もしかしたら扉絵が過去話になってたりしててもOKですw
また是非語り合いましょうね!
Web拍手、ありがとうございました!
>>木葉様
こんばんは、木葉様!
本編再開、本当に楽しみですよね!
むしろあの休みはかなり衝撃でした・・・。
二年後の彼らがどう成長したか、凄く凄く読んでみたいですw
二年も離れることを選択した彼らの強さが格好よくて痺れちゃいます!
私的にはシャボンティ諸島に徐々に集まる部分から始まったりすると嬉しいな~と思いつつも、その間もかなり気になるので複雑な思いに彩られます。
でも回想シーンはそれぞれが登場してからありそうですよね!?
ああ、もう本当に楽しみです!!
本当に妄想は膨らむばかりですっ!!
また是非遊びにいらして下さいw
Web拍手、ありがとうございました!
>>匿名希望様
こんばんは、匿名希望様!
久しぶりに浮竹隊長を登場させましたよ!
しかも求婚者デスヨ!
恋ルキも好きですが、浮ルキも好きです!
浮竹隊長のルキアに負い目を背負いつつ、それでも目が離せないなんて設定が大好物です!
彼も交えて三つ巴以上の関係に発展する、このシリーズ。
兄様は恋次でなくルキアの味方なので、立場は能動的ですが上手いこと恋次には味方につけて欲しいものです。
マイペース更新ですが、これからも頑張ります!
また是非遊びにいらしてくださいませw
Web拍手、ありがとうございました!
>>inu様
こんばんは、inu様!
ご無沙汰しておりますw
また遊びに来てくださって、とても嬉しいです!
剣士の野望を読んでくださってありがとうございます。
この話の根本が私の理想のゾロルなので、気に入ってくださって凄く嬉しいです!
二人は馴れ合いの関係ではなく、ずっと対等でありながらもゾロ的に上下を弁えた立場で居て欲しいです。
あの船の中で一番自分の立場を理解してるのって、ゾロだと思い込んでいますw
彼は船長としてのルフィに絶対を誓っていますよね!
そもそもルフィが居なければ海賊をする必要ないと言い切る人ですし!
ゾロの番外編は以前も書いてましたが、今回はゾロ視点であの話の続きのイメージで書いてみました。
背中を押し、迷いを断ち切る絶対的信頼を寄せる相棒。
本編で海賊王になったルフィと最強の剣豪になったゾロは、どんな感じになるんでしょうね!?
今から読むのがとても楽しみですww
また是非遊びにいらして下さいw
Web拍手、ありがとうございました!
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