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夕暮れ時の帰り道、二人で肩を並べて帰る。
優勝の祝賀会は結局部室ではなく雷雷軒で行われ、ラーメン大盛りと餃子を完食した円堂の襟首を強引に掴んで用事があるからと連れ出した一之瀬は、隣を歩く彼女の顔をそっと覗いた。
エクステをつけた髪はさらりと風に揺れて、夕日で明るく見えるそれが明日には取られてしまうのは惜しいなと密かに考える。
「守」
「何だ?」
「髪さ、また伸ばしなよ」
「そうだな」
曖昧な返事で答えを濁した円堂に、むっと眉間の皺を寄せる。
まるで小さな子供の我侭を聞くように瞳を細めて笑う姿に、無性に悔しくなった。
一之瀬は他のやつらが知らない円堂の秘密をもう一つ知っている。
だからその分だけ傍に居ることが出来るのに、どうしてこんなに距離を感じるのか。
どれだけ腕を伸ばしても届かない存在に焦れて、きゅっと掌を握る。
キーパーの特訓を始めてから何度も肉刺が潰れた掌は、一之瀬のそれより固くてカサついていた。
何度注意してもちっとも聞き入れてくれないので、今では無理やりハンドクリームを塗りたくって手入れしているが荒れた手は中々戻らない。
女の子なのにと悲しくなるのに、瞳を伏せた一之瀬を慰めるのは原因である彼女で、メビウスの輪を走っているようにループは終らなかった。
「守はあれで良かったの?」
主語がない質問。
意味が理解されないなんて微塵も思わないので、手を握ったまま真摯に伝える。
こちらを見詰める栗色の瞳も夕日の所為か明るく見えて、ああ、綺麗だな、と見当違いに感心した。
「俺は満足してるぞ?」
「でも、守はそれで何を得たんだ?『有人』は妹を得たかもしれないけど、『守』はどうなの?」
「嬉しそうな『弟』が見れた。あいつにした仕打ちを考えれば、俺が得るのはそれで十分だな」
「───・・・俺は納得出来ない。守はもっと受け取っていいはずなのに、どうして与えるだけなんだ?搾取されるだけされて、どうして笑ってるんだよ」
「搾取なんてされてねえよ。俺は最初から最後まで自分のエゴを通しただけだ。何も与えてないし、何も失ってない」
「守は変だ!もっともっと幸せになっていいはずなのに、なんで守ばっかりっ」
言葉が詰まってそれ以上何も言えなくなった。
かっと頭が真っ白になり、抑えきれない感情が目尻から流れ落ちていく。
いきなり叫んだ一之瀬に驚いた円堂の目がまん丸になって、少しだけ気分がよくなった。
いつだってどんなときも飄々とした雰囲気を崩さない彼女が、慌てたように鞄を探るとハンカチを取り出し目元を拭う。
格好悪いとこなど見せたくないのに、今だってそう思ってるのに、堰を切ったように流れる涙で動揺してくれるなら泣くのも悪くないと歪んだ感情を抱く。
困ったように眉を下げて繋いでいない方の手でハンカチを操っていた円堂は、涙を止めれない一之瀬に淡い苦笑を浮かべた。
「一哉はいい奴だな」
「・・・いい奴は男には禁句だ」
「悪い、悪い。んじゃ、いい男だな」
「それなら、許す」
嗚咽を堪えながら声を震わして必死に虚勢を張る。
ぼたぼたと止まらない涙を零しながら唇を噛んで胸を張れば、くっと仕方ないとばかりに笑われた。
「俺はシンデレラに出てくる魔法使いのおばあさんと同じだ」
「・・・魔法使いの、おばあさん?」
「そ。頑張る主人公の背中を押して、ちょっとだけ協力してやるおばあさん。魔法使いはワイルドカードだ。普通なら有り得ない手段で主人公を手助けするけど、でも最後まで残ったりしない。何でか判るか?」
「いいや」
「ほんの少しの手助けをしてやれば、後は主人公が自分で道を切り開くからさ。魔法は便利だけど頼りすぎる力じゃない。きっと、魔法使いのおばあさんはそれを知ってるから、物語の最後にはおめでとうって笑って消える。願いを叶えた代償を求めないのは必要がないから。自分がやりたいと思ったことをしてるだけだからだ」
「おばあさんはそれで何を得るんだ」
「満足感だよ。言ったろ、ただのエゴだって」
くすくすと悪戯っぽく笑った円堂は、手を繋いだままの一之瀬を引っ張ると沈む夕日に向かって歩き出す。
茜色の空にカラスが飛んで、かあかあと間抜けな鳴き声が響いた。
すれ違う人が泣いている一之瀬の顔に驚き、足を止めたり首を傾げたりするけれど、全てを無視して歩き続ける。
手を引く強さだけ感じれば、どれだけ人とすれ違っても、世界は二人だけのようだった。
そう言えば彼女がもう一度サッカーをしたいと慟哭した日も、こんな夕日が窓から射し込んでいた。
父親という人が持ってきたDVDは一之瀬が遊びに行った時にはとうに終ってメニュー画面になっていて、それにも気づかぬとばかりに必死の形相をした彼女は、ベッドのシーツを手が白くなるくらいに握り締めて呟いた。
『サッカーがしたい。もう一度、サッカーを。───止めなきゃいけない。他の誰でもなく、あいつを変えてしまった俺が。そのためにも、サッカーを、』
搾り出すような声で、呪文のように繰り返す姿は壮絶な想いを背負っていた。
まだ意識を取り戻して三月しかたっておらず、彼女はリハビリを始めたばかりだった。
満足に立ち上がることも出来ず、医者の宣告を諾々と聞き入れていた人形のようだったのに、幾度誘っても願っても頷かなかった彼女の瞳は、全ての諦めを捨てていた。
つい数時間前の暗く濁った瞳ではなく、諦めの悪い鮮烈な光を宿して、ぐっと奥歯を噛み締めて呻るように囁いて。
医者に二度とサッカーが出来ないと言われる苦しみも、未だに思うように動かせない体のためのリハビリも、どれだけ辛いか一之瀬には判る。
同じように事故で将来を閉ざさた過去を持つ自分以上に彼女の気持ちが理解できる存在はいないだろう。
だから、囁きに混じる覚悟に敏感に気がついた。
その言葉の意味を正確に理解した上で───『鬼道守』がサッカーを諦めないと知り、残酷にも歓喜した。
その当時はサッカーを続ける理由はなんだって良かった。
天才と名高く憧れていた人が、またフィールドで走る姿を見たかった。
華麗なボール裁きも、天性の反射神経も、どんな状況でも諦めない輝きも、底知れないカリスマ性も、ずっとずっと憧れたものだから。
鬼気迫る勢いでリハビリを繰り返し、やっとサッカーを再開したのは、それから一年近くたってからだ。
未だに麻痺が残るはずの体を感じさせない動きで走る人は、やっぱり一之瀬の憧れだった。
例えこの先彼女がサッカーをプレイ出来なくなったとしても一生胸に刻まれると、愚かで無邪気な喜びを抱いていた。
「ありがとな、一哉。ずっと俺に付き合ってくれて」
「───俺が君にサッカーを続けて欲しかっただけだ。俺は、『知っていて』望んだんだ。感謝なんて、筋違いだ」
「何言ってんだよ。筋違いなんかじゃない。焦って技術だけを取り戻そうとしていた俺に、大切なことを思い出させたのはお前も含めたアメリカの仲間だ。特にしつこく粘ったお前のお陰だよ。あんだけ拒絶して全てを知って、それでもお前は俺にサッカーを突きつけた。もう笑うしかなかったもんなぁ」
からからと暢気に笑っているが、彼女が背負うものは自分より遥かに大きい。
もし自分が同じ状況になったとして、円堂のように笑っていられただろうか。
何もかも全て知った上で、それでも笑えただろうか。
何度考えても答えは『否』で、だからこそ一之瀬はまた涙を流す。
どうして彼女ばかりがこんな目に合うのだろう。
自分のことではなく、他人ばかり優先するこの人は、どうして泣いてくれないのだろう。
泣いて叫んで縋ってくれれば、一之瀬だって一緒に苦しむのに。
慟哭し、絶望し、残酷な神様に怨嗟を吐き出して呪ってやるのに。
「俺、サッカーを続けてよかったよ。お陰でお前やアメリカの仲間や雷門の皆に会えた。そして帝国のメンバーとサッカーする『有人』と試合が出来た。ボールを蹴って、無心になれた」
「守」
「サッカーをしてると嫌なことなんて全部忘れられる。なぁ、一哉。俺は本当に幸せだよ」
一歩前に進んでこちらを振り向いた円堂の顔は、逆光でよく見えなかった。
唇が孤を描いていたけれど、笑っているかも判らなかった。
確固としているのは、繋がれた手に力が篭り、慰めるように撫でられた頬の感触だけ。
ぐっと奥歯に力を入れて目元を腕で適当に擦る。
無理やりに涙を止め、くしゃくしゃな顔でもいいから笑ってみせた。
神様は残酷だ。
彼だか彼女だかが与えるものに平等なものは一つもなく、こんなに真っ直ぐな人から特別を取り上げようとする。
自身で与えた才能を無駄にするのなら、何故こんなにサッカーを愛する人間として生んだのだ。
「俺も、サッカーを続けてよかった。守と一緒にプレイ出来て、幸せだよ」
なんだって人並み以上にこなすのに、サッカー以外は望まない人。
気がつけば憧れは恋に変わり、恋は愛へと育っていく。
涙が溢れるのは彼女が泣いてくれないからだ。
それでも代わりに泣くのすら止めるというのなら。
『全て』を知る人間として、何もかも包んで自分も一緒に笑うだけ。
優勝の祝賀会は結局部室ではなく雷雷軒で行われ、ラーメン大盛りと餃子を完食した円堂の襟首を強引に掴んで用事があるからと連れ出した一之瀬は、隣を歩く彼女の顔をそっと覗いた。
エクステをつけた髪はさらりと風に揺れて、夕日で明るく見えるそれが明日には取られてしまうのは惜しいなと密かに考える。
「守」
「何だ?」
「髪さ、また伸ばしなよ」
「そうだな」
曖昧な返事で答えを濁した円堂に、むっと眉間の皺を寄せる。
まるで小さな子供の我侭を聞くように瞳を細めて笑う姿に、無性に悔しくなった。
一之瀬は他のやつらが知らない円堂の秘密をもう一つ知っている。
だからその分だけ傍に居ることが出来るのに、どうしてこんなに距離を感じるのか。
どれだけ腕を伸ばしても届かない存在に焦れて、きゅっと掌を握る。
キーパーの特訓を始めてから何度も肉刺が潰れた掌は、一之瀬のそれより固くてカサついていた。
何度注意してもちっとも聞き入れてくれないので、今では無理やりハンドクリームを塗りたくって手入れしているが荒れた手は中々戻らない。
女の子なのにと悲しくなるのに、瞳を伏せた一之瀬を慰めるのは原因である彼女で、メビウスの輪を走っているようにループは終らなかった。
「守はあれで良かったの?」
主語がない質問。
意味が理解されないなんて微塵も思わないので、手を握ったまま真摯に伝える。
こちらを見詰める栗色の瞳も夕日の所為か明るく見えて、ああ、綺麗だな、と見当違いに感心した。
「俺は満足してるぞ?」
「でも、守はそれで何を得たんだ?『有人』は妹を得たかもしれないけど、『守』はどうなの?」
「嬉しそうな『弟』が見れた。あいつにした仕打ちを考えれば、俺が得るのはそれで十分だな」
「───・・・俺は納得出来ない。守はもっと受け取っていいはずなのに、どうして与えるだけなんだ?搾取されるだけされて、どうして笑ってるんだよ」
「搾取なんてされてねえよ。俺は最初から最後まで自分のエゴを通しただけだ。何も与えてないし、何も失ってない」
「守は変だ!もっともっと幸せになっていいはずなのに、なんで守ばっかりっ」
言葉が詰まってそれ以上何も言えなくなった。
かっと頭が真っ白になり、抑えきれない感情が目尻から流れ落ちていく。
いきなり叫んだ一之瀬に驚いた円堂の目がまん丸になって、少しだけ気分がよくなった。
いつだってどんなときも飄々とした雰囲気を崩さない彼女が、慌てたように鞄を探るとハンカチを取り出し目元を拭う。
格好悪いとこなど見せたくないのに、今だってそう思ってるのに、堰を切ったように流れる涙で動揺してくれるなら泣くのも悪くないと歪んだ感情を抱く。
困ったように眉を下げて繋いでいない方の手でハンカチを操っていた円堂は、涙を止めれない一之瀬に淡い苦笑を浮かべた。
「一哉はいい奴だな」
「・・・いい奴は男には禁句だ」
「悪い、悪い。んじゃ、いい男だな」
「それなら、許す」
嗚咽を堪えながら声を震わして必死に虚勢を張る。
ぼたぼたと止まらない涙を零しながら唇を噛んで胸を張れば、くっと仕方ないとばかりに笑われた。
「俺はシンデレラに出てくる魔法使いのおばあさんと同じだ」
「・・・魔法使いの、おばあさん?」
「そ。頑張る主人公の背中を押して、ちょっとだけ協力してやるおばあさん。魔法使いはワイルドカードだ。普通なら有り得ない手段で主人公を手助けするけど、でも最後まで残ったりしない。何でか判るか?」
「いいや」
「ほんの少しの手助けをしてやれば、後は主人公が自分で道を切り開くからさ。魔法は便利だけど頼りすぎる力じゃない。きっと、魔法使いのおばあさんはそれを知ってるから、物語の最後にはおめでとうって笑って消える。願いを叶えた代償を求めないのは必要がないから。自分がやりたいと思ったことをしてるだけだからだ」
「おばあさんはそれで何を得るんだ」
「満足感だよ。言ったろ、ただのエゴだって」
くすくすと悪戯っぽく笑った円堂は、手を繋いだままの一之瀬を引っ張ると沈む夕日に向かって歩き出す。
茜色の空にカラスが飛んで、かあかあと間抜けな鳴き声が響いた。
すれ違う人が泣いている一之瀬の顔に驚き、足を止めたり首を傾げたりするけれど、全てを無視して歩き続ける。
手を引く強さだけ感じれば、どれだけ人とすれ違っても、世界は二人だけのようだった。
そう言えば彼女がもう一度サッカーをしたいと慟哭した日も、こんな夕日が窓から射し込んでいた。
父親という人が持ってきたDVDは一之瀬が遊びに行った時にはとうに終ってメニュー画面になっていて、それにも気づかぬとばかりに必死の形相をした彼女は、ベッドのシーツを手が白くなるくらいに握り締めて呟いた。
『サッカーがしたい。もう一度、サッカーを。───止めなきゃいけない。他の誰でもなく、あいつを変えてしまった俺が。そのためにも、サッカーを、』
搾り出すような声で、呪文のように繰り返す姿は壮絶な想いを背負っていた。
まだ意識を取り戻して三月しかたっておらず、彼女はリハビリを始めたばかりだった。
満足に立ち上がることも出来ず、医者の宣告を諾々と聞き入れていた人形のようだったのに、幾度誘っても願っても頷かなかった彼女の瞳は、全ての諦めを捨てていた。
つい数時間前の暗く濁った瞳ではなく、諦めの悪い鮮烈な光を宿して、ぐっと奥歯を噛み締めて呻るように囁いて。
医者に二度とサッカーが出来ないと言われる苦しみも、未だに思うように動かせない体のためのリハビリも、どれだけ辛いか一之瀬には判る。
同じように事故で将来を閉ざさた過去を持つ自分以上に彼女の気持ちが理解できる存在はいないだろう。
だから、囁きに混じる覚悟に敏感に気がついた。
その言葉の意味を正確に理解した上で───『鬼道守』がサッカーを諦めないと知り、残酷にも歓喜した。
その当時はサッカーを続ける理由はなんだって良かった。
天才と名高く憧れていた人が、またフィールドで走る姿を見たかった。
華麗なボール裁きも、天性の反射神経も、どんな状況でも諦めない輝きも、底知れないカリスマ性も、ずっとずっと憧れたものだから。
鬼気迫る勢いでリハビリを繰り返し、やっとサッカーを再開したのは、それから一年近くたってからだ。
未だに麻痺が残るはずの体を感じさせない動きで走る人は、やっぱり一之瀬の憧れだった。
例えこの先彼女がサッカーをプレイ出来なくなったとしても一生胸に刻まれると、愚かで無邪気な喜びを抱いていた。
「ありがとな、一哉。ずっと俺に付き合ってくれて」
「───俺が君にサッカーを続けて欲しかっただけだ。俺は、『知っていて』望んだんだ。感謝なんて、筋違いだ」
「何言ってんだよ。筋違いなんかじゃない。焦って技術だけを取り戻そうとしていた俺に、大切なことを思い出させたのはお前も含めたアメリカの仲間だ。特にしつこく粘ったお前のお陰だよ。あんだけ拒絶して全てを知って、それでもお前は俺にサッカーを突きつけた。もう笑うしかなかったもんなぁ」
からからと暢気に笑っているが、彼女が背負うものは自分より遥かに大きい。
もし自分が同じ状況になったとして、円堂のように笑っていられただろうか。
何もかも全て知った上で、それでも笑えただろうか。
何度考えても答えは『否』で、だからこそ一之瀬はまた涙を流す。
どうして彼女ばかりがこんな目に合うのだろう。
自分のことではなく、他人ばかり優先するこの人は、どうして泣いてくれないのだろう。
泣いて叫んで縋ってくれれば、一之瀬だって一緒に苦しむのに。
慟哭し、絶望し、残酷な神様に怨嗟を吐き出して呪ってやるのに。
「俺、サッカーを続けてよかったよ。お陰でお前やアメリカの仲間や雷門の皆に会えた。そして帝国のメンバーとサッカーする『有人』と試合が出来た。ボールを蹴って、無心になれた」
「守」
「サッカーをしてると嫌なことなんて全部忘れられる。なぁ、一哉。俺は本当に幸せだよ」
一歩前に進んでこちらを振り向いた円堂の顔は、逆光でよく見えなかった。
唇が孤を描いていたけれど、笑っているかも判らなかった。
確固としているのは、繋がれた手に力が篭り、慰めるように撫でられた頬の感触だけ。
ぐっと奥歯に力を入れて目元を腕で適当に擦る。
無理やりに涙を止め、くしゃくしゃな顔でもいいから笑ってみせた。
神様は残酷だ。
彼だか彼女だかが与えるものに平等なものは一つもなく、こんなに真っ直ぐな人から特別を取り上げようとする。
自身で与えた才能を無駄にするのなら、何故こんなにサッカーを愛する人間として生んだのだ。
「俺も、サッカーを続けてよかった。守と一緒にプレイ出来て、幸せだよ」
なんだって人並み以上にこなすのに、サッカー以外は望まない人。
気がつけば憧れは恋に変わり、恋は愛へと育っていく。
涙が溢れるのは彼女が泣いてくれないからだ。
それでも代わりに泣くのすら止めるというのなら。
『全て』を知る人間として、何もかも包んで自分も一緒に笑うだけ。
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