【年中組】
春日望美：遥かなる幼稚園に通う女の子。いつも朗らか元気で人見知りしない子。幼馴染の将臣と特に仲が良く、ほとんど一緒に過ごしている。

有川将臣：望美の幼馴染にして悪友兼親友。小さいので恋愛感情などはよく理解していないが、何かと望美に突っかかってくるヒノエにいい感情は持ってない。元気溌剌な男の子。ちなみに望美と一緒に思わぬ行動をして驚かせるのも彼の役。

ヒノエ：本名は別にあるが、何故かそう名乗っている美少年。老若問わず女には優しいが、望美だけは別格。好意を持つ女の子には素直になれないお年頃。将臣をライバル視している。


【年少組】
有川譲：望美の幼馴染にして弟分。兄である将臣ほど活発ではないが、大好きな望美に追いつくため色々と背伸びしては失敗している。望美がとにかく大好きで、望美を悪く言うヒノエが嫌い。


【年長組】
弁慶：ヒノエと親戚の男の子。年よりも落ち着いていて底知れない部分がある。ヒノエの親戚らしくこの年にして無類のフェミニスト。笑顔で感情を隠すのも得意で行動は読みにくい。

平敦盛：ヒノエと弁慶の親戚の男の子。真っ直ぐな髪をした女の子にも見紛う綺麗な顔立ちをしている。大人しく照れ屋だが芯がしっかりしている。いざというときは頼りになる子。

源九郎：望美と同じ剣道道場に通う男の子。どことなく古風な考え方をし、頭が固いが正義感がとても強い。曲がったことと兄を馬鹿にされるのが大嫌いな純情ボーイ。

梶原景時：望美の担任の先生である朔の血縁。いつも笑顔で優しいが押しに弱く優柔不断。手先が器用で色々なものを作っては望美に見せているので望美との仲は意外といい。

【小学生】
リズヴァーン：望美と九郎と将臣が通う剣道道場の先輩。顔に大きな火傷があり多くを話さないが、望美と九郎は彼にとても懐いている。両親を火事で失くし遠い親戚であった望美の家で同居中。最近は将臣によく絡まれるのが密かな悩み。


【教師】
梶原朔：望美、将臣、ヒノエのクラスの担任の先生。たおやかな和風美人で父兄の間で絶対の人気を誇る。穏やかで優しい彼女は素直な望美とも仲が良い。最近はクラス内で繰り広げられる三角関係に興味を持っている。

黒：朔の恋人。幼稚園の保父ではなく経営者の一員。不器用でぶっきらぼうだが子供に人気はある。朔に言わせれば素直じゃないけれど優しい人。

白：黒の双子の兄。彼は経営者ではなく一人の保父として働いている。元々子供好きだが、望美には何故か特に執着しており、将来は私のものになってねと微笑むのが日課。だがその微笑みが穏やかで純粋過ぎるゆえ彼の言葉が本気と気づいているのは黒以外いない。

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